「Would you like something to drink? ソウル・アタック!」シンクロナイズドモンスター アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Would you like something to drink? ソウル・アタック!
一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」の第二回は「シンクロナイズド モンスター」です。本作でアン・ハサウェイはダメダメな女子を演じてます。1年以上仕事もせずに彼氏の家に住んでて、友達の金で酒を飲む毎日。確かにダメだ!正直ちょっとうらやましく思える生活ですけど、大人としてはダメですよね?
まぁ、何故か韓国ソウルに出現する怪獣と繋がっちゃってるって話なのですが、どちらかというとその設定は添え物感があり、メインになってるのは人間ドラマの方でした。怪獣物として期待するとちょっとガッカリ。そして、コメディとしてもそんなでもないので、田舎街に出戻ったアラサー女子のヒューマンドラマ的な印象の方が強いです。だんだん本性を見せるオスカーが恐い!
しかし、アン・ハサウェイ演じるグロリアって男運無さすぎですね。元カレのティムにせよ、暴走するオスカーにせよ、何故かダメな人間が集まってきます。イケメンポジションのジョエルもパッとしなかったしなぁ。グロリア、自分がしでかした事に気が付いた後はちゃんと謝ってましたし、最後はオスカーもブッ飛ばしてたので多少は成長した感じでした。つぶれたエアマットにグルグルするシーンはなんか好きです。
ただ本作の監督これは日本でやりたかったんだろうなぁっと節々で伝わってきました。グロリアの持ってるPC葛飾北斎だし、途中布団出てくるし。逆に韓国の文化は何も出てこないという。韓国って映画に対して規制が優しい国なので、ロケ地として使われるのに大成功していますが、日本はこのまま厳しい姿勢を貫くとますます置いてかれるんじゃないかなっと不安になります。どうにかならないもんですかねぇ?