劇場公開日 2018年10月19日

「キャラクター劣化させすぎ」魔法少女リリカルなのは Detonation 渥美さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5キャラクター劣化させすぎ

2018年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画の前作で全編にあたる「Reflection」では、公開前のスタッフインタビューで
「ゲームのキャラは人気があるから映画にも出す」との趣旨の発言があり、
実際にPSPのゲーム「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-」の主役である
アミティエ・フローリアンとキリエ・フローリアン等が登場しました。
しかし、特にキリエが性格面での極端な設定改悪をされており、
(ゲームでは目的のために軽薄な悪女を演じていたが、実は「自分のせいで他人に迷惑がかかる」ことをなによりも嫌う、優しく責任感のあるキャラ。
しかし映画では、ヘラヘラ笑いながら平然と他人に危害を加える、危険なテロリストにされています)
公開後のスタッフインタビューなどでも改悪については全く説明がなかったため
Reflectionの続編であるこの映画で、説明やフォローがあることを期待しておりました。
しかしそのようなフォローは全くなく、アミティエもキリエも映画での新キャラクターの引き立て役にされる始末。
中途半端に設定が変えられたA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY- の世界で、新キャラクターだけが目立つという
ゲームの世界が好きだった古くからのなのはファンほど絶望する結末となりました。
人気があるから映画にも登場させたんじゃないんですか・・・?
その人気キャラをぶち壊してどうするんですか・・・。
こんなことならキリエは出てこない方が良かった・・・。
こんなマヌケなならず者じゃなく、「つかみどころのない知性派キャラを装ってるけど本当はとても優しいいい子」のキリエに戻してください・・・。
過去作品を劣化させてしか新しい作品を作り出せなくなったリリカルなのは、
もうシリーズとして限界ですかね・・・。

渥美
舞人さんのコメント
2018年10月27日

作品の裏にそんな背景があったんですね…
そりゃがっかりですね。
作品内容より泣けてきます。
怒っていいですわ。

舞人