劇場公開日 2017年10月21日

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「わざと脱線させたような作風」セブン・シスターズ okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5わざと脱線させたような作風

2020年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

極端な近未来を仮定する古典的なSFぽい発想のようで、予想を裏切ってくる。
主人公に使命を課して組織に立ち向かう展開がセオリーだが、姉妹は単純に生きることが最大のミッション。普通に生活したいだけという。
しかし、その普通の生活がある日崩れてしまうことで、結局は使命と向き合わざるを得なくなる。

展開も裏切りだらけで、どんどん減っていく。ヒロインとは言い難い弱さ。さらに全然一枚岩ではない。その人間ぽい脆さを取り入れることで、内緒の彼氏や賄賂といった重要な展開が生まれている。

子供の残酷描写を嫌うアメリカでは作りづらかったのか、舞台はヨーロッパ設定だし合作。
わざと脱線させたような作風がある意味見どころといった映画。

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okaoka0820