「グロいだけがソウじゃない」ジグソウ ソウ・レガシー イッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
グロいだけがソウじゃない
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1作目から大ファンのソウシリーズ。
他の書かれている方の言う通り、後継者にゲームが移行してから勢いが失速気味に感じたのは否めないがそれでも廃れたバスルームから舞台が一気に広がり、ジグソウの犯行が世間に明るみになるまでの謎とスピード感、なによりも鬼気迫る音楽が心地よかった。
そんな前シリーズに比べ、器具はお粗末グロくない上にお笑い要素、音楽と参加者が置かれてる状況がかけ離れいまいち焦りや体感もせず…と酷評する人の気持ちも分からなくない。分からなくないがしかし!
ジョンの登場で自分も含め客席から「エー?!!」と驚きの声の嵐…!その後もざわめきどよめきが止まらずラストの時系列発言で唖然としたと同時に、それまでの萎えた気持ちも気分よく払拭。
なるほど…首吊り機に穀物地獄(そんなに焦る?^_^;)に刃物投げ入れ、解毒剤ロシアンルーレット…うん!
ゲーム自体は1作目の前の話だもの、ソウはここからはじまるの、お粗末でもしゃーないしゃーない!
むしろあそこスタートからのジョンの成長を考えて胸が熱くなったほど。
玄人へはファンサービス、初見さんにはいらっしゃいといった作風だった。
余談だがジョンの言う「人は自分の利益を優先する」
ジョンの登場で感極まり普通に考えれば分かりそうなものなのにジョンなら生きてておかしくない!
3の死体はニセモノで癌もゴードンの助けであれやこれや…見事に落とされた。
ファンが願い自分たちの都合の良い解釈をすることを想定したメタ表現に感じるのは深読みすぎだろうか?これだからソウは面白い。
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