「お下劣探偵物語」バッド・ウェイヴ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
お下劣探偵物語
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愛犬の誘拐事件なんて、ひょとしてブルース版ジョンウィックかとハードボイルドに期待が膨らむが、裸でスケボーから女装まで、ある意味一線を越えてしまったブルース・ウィリスさんのお下劣探偵物語でした。
私立探偵ものといっても風光明媚、ヒッピー文化も残るベニスビーチが舞台だからノワール調の暗さは皆無、多少は荒っぽいところも見せないとブルースファンに怒られるので入れてはいるがいたってソフトボイルド、悪役も話せばわかる気のいい奴だったり、見方を変えれば脱力系、ぶれない軽妙さは好ましい。
ただ、脚本のカレン兄弟は笑いの取り方が差別用語や下ネタに頼りすぎでしょう。
笑いの取り方も練り込まれたギャグよりも裸芸のような単純な方がネット時代には受けるのかも知れませんが個人的には「フライング・ハイ」などのザッカー兄弟の練り込まれた細かいギャグの連発方式が好みです。
それにしてもブルース・ウィリスさん、よく引き受けたと驚きです。
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