風の色のレビュー・感想・評価
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結局どういうこと?!
前半、うとうとと寝てしまい、戻って見直したけど、主人公の女の子の化粧が違いすぎて、同一人物に見えなくて……ん?錯乱。
海のそこで死んだの?見つからないの?そんなことある??探しかた悪いよね……これなら彼も二重人格だったの方が面白いような。謎が面白くないし、そのマジック成功するか?ってマジックばかり……
イリュージョン!
とても多層的な意味あいのあるストーリー。
4人の主役のはずが、三人の身体と四つの人格だった。あるいは、、
物語の時間軸も二本ではないのかも、、
もしかすると、二つの身体と四つの人格?
考え過ぎかも知れないが、結局は一つの身体なのかも、、
海中でも自分との出会い、あれは幽体分離だとすると、また違った「シックスセンス」だとすると。
マジシャンとしての二回の人生だったのか・・
音楽と景色に魅了され・・・
古川雄輝が主演と知り絶対観たいと思い
さらに「猟奇的な彼女」の監督だと知り
行かねばならぬと思い
小雪が舞い散る先週の金曜日に行って来た
確か冬の北海道が舞台の映画なので
まさに「風の色」映画鑑賞日和だと(笑)
前置きが長くなったが
私はこういう作品というか こういう作りの映画は好きだ
綺麗な音楽の中での2人のラブシーン
メロディが昔観たメロドラマのような懐かしく切なく
泣けてしまうような音楽
死んだ彼に似ている男を愛してしまい苦しむ彼女
彼女は好きだが彼女は僕ではなく僕に似ている彼が好きなのだと
苦しむ男
恋愛ってどうしてこう面倒くさいのか
過去にとらわれず、今 相手の存在を素直に受け止められれば
いいのに
その二人の思いのぶつかり合いが やりとりが
切なくて切なくて
あの主題歌が2人の切ない想いを代弁するかのように
盛り上げる まあ 卑怯な!
でもこの卑怯さは私は好きです
色々とつっこみどころはあるのですが
私は好きです この作品
気付いている人いるかな?
浅い理解でも、ストーリーが成り立っているように思わされてしまうため(そこがこの映画のすごい点‼︎)気付く人はもしかしてあまりいないかもしれませんが、ちょっと引っかかるところ(これはしっかり観てれば一回目でもいろいろ気づく) をある視点に立って丹念に見直して行くと、実はそういうこと??という究極の物語が浮かび上がって来ます。(劇中に出てくる「月と6ペンス」が暗示するのは、6ペンスを探していると月を見失なうということなのか、監督は己の美学をひたすら追求する、ということなのでしょうか…)
韓国の監督だから韓流ドラマっぽい? そう思わせるのも恐らく計算ずく。
さらに北海道の景色の雄大さや、主演の俳優古川雄輝さんの身体を張った演技に目を奪われていると、これまたいろいろ見逃してしまいそうだし。
「S-島」「S-センス」をこえるクオリティで、核心に切り込んだプロモーションがあれば超話題作となり得る作品だとも思いますが、ハイセンスな監督にはそんな手法は似合わないですし。
全部雪のせい!!
独特の雰囲気があり、物語に引き込まれ易かったです。雨の日にヒロインを下から見上げて写真を撮るシーンがとても美しく、そこからずっと魅せられてしまいました。劇中に名前だけ出ますが、クァク・ジェヨン監督は10年前に綾瀬はるかを綺麗に撮っていたので印象的でした。ヒロインに夢中でしたが、中盤のマチルダコスで「やっちまったな」と醒めてしまいました。終盤もレオン、マチルダと呼び合っていましたが、おじさんと少女じゃないと意味がないと思います。それからは結構グダグダで、どっちの人格でも良いから側にいるだけで良いんだよ抱きしめろよ!!と思いながら観ていました。ドッペルゲンガーについては細かい事は気にするなという感じで創作として甘すぎると思いますが、主人公が活力を取り戻すきっかけになった幻想?という事ならまあアリだと思います。手品の見せ方が地味だったように思います。少し惜しいですが爽やかな後味で、感じの良い二人と雪国のファンタジーを楽しむ事ができました。
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