オペレーション・クロマイトのレビュー・感想・評価
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3.5 完成度高い
韓国映画贔屓ではないけど、やっぱり韓国映画のエンタメとしての完成度高いですね。正直、ポスターと邦画のタイトルのダサさに、おい、本当に面白いのかとレビューを何度も確認してしまいました。だってマッカーサー見た瞬間に、明らかにB級に感じてしまったんだもの。
しかし、見始めればマッカーサーはおまけで、南韓国軍のスパイが敵陣に潜入するというスリリングかつシンプルな内容。いつもは倍速で見るところ、普通に等倍速で見た。
話も史実をもとにしており、展開もスリリング。なんどもウィキペディアで実際の歴史を調べたし、映画をきっかけに南北分断と朝鮮戦争や人民裁判などを調べた。
ただそれだけではなく、映画として演出が良かった。悪いやつは悪そうに、かっこいいときはかっこよく、きれいなときはきれいに。とても演出がよく、見ていて、面白かった。それが自然になっていたのが良かった。さすがこのジャンルはお手の物という感じ。
ただ海外部分の演出がチープに感じたように思う。あと看護師可愛すぎ。好き。
またこうした映画を見ると、現代でも全然戦争の火種は消えていないと感じた。しかしながら当時と違うのはもうイデオロギー戦争ではなくなっているということである。作中で「理念は血よりも濃い。みんなが幸せになる世界をつくる」とあったが、インターネット全盛期ではそうしたものが完全に崩壊し、権威主義的な統制勝負でしかなくなっている。そうなると攻める側に目的意識が喪失しやすくなっていそうだなと思った。
マッカーサーの朝鮮戦争
1950年、北朝鮮の奇襲により韓国は国土を失う。
国連軍の司令官はマッカーサー(リーアム・ニーソン)、仁川に上陸して反撃するクロマイト作戦を実行する。
そのために韓国兵からなるスパイ組織が上陸地点の情報を集めることに。
迫力満点の戦争映画で、冷戦前の国際状況がうかがえる。
戦争映画というよりアクション映画
朝鮮戦争の戦況を変えた連合国軍による「仁川上陸作戦」を影で支えた韓国軍兵士たちの実話を映画化
これは、戦争映画というよりも、ヒーローとヴィラン(悪役)が戦うアクション映画の色が濃いなと思った
これは、あくまでも国連軍主導の作戦であって、兵士たちは司令官マッカーサーの元で働いている
その兵士たちは、思想や国のために戦うというより、家族や仲間たちを守るために戦うことを前面に押し出されていて、
観客にとって、兵士たちがとても身近な存在に感じるし、彼らの自由への戦いにとても共感する
しかし、本来なら、国連の作戦に対して、韓国側にも北朝鮮側にも、司令部それぞれの思惑があるはずだけど、そこが全く描かれない。
あくまでも、仁川で北朝鮮軍を率いる独裁者的な将軍と、韓国側で自由を守る大将の戦いに終始している
それはそれで、とても見応えのあるアクション映画になっているけれど、
この戦争の真の悪を描かないのであれば、それは戦争映画ではなく、アクション映画なんじゃないかなと思った
それは、韓国にとっては、国が分断されたままで、いまだに、その戦いが終わっていないからで、北朝鮮=悪 と言い切れないお国事情があるんだなと思った
アクション映画としては楽しかったけど、戦争映画としては、食い足りない。
そんな印象だった
しかし、リーアム・ニーソンはよく出演したなと思った
北朝鮮を悪役と見るか?!それとも北朝鮮と米国(韓国)の理想のぶつか...
北朝鮮を悪役と見るか?!それとも北朝鮮と米国(韓国)の理想のぶつかり合いと見るか?!どんな見方も出来てハラハラして面白い♪こんな戦争アクションは初めてデス☆
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