「シカゴに住む敬虔なムスリム家庭で育ったパキスタン移民のクメイルは自...」ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
シカゴに住む敬虔なムスリム家庭で育ったパキスタン移民のクメイルは自...
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シカゴに住む敬虔なムスリム家庭で育ったパキスタン移民のクメイルは自虐ネタを得意とするスタンダップコメディアン。ある日自分のネタに客席から素っ頓狂なツッコミを入れる女の子エミリーに興味を惹かれ舞台後に声をかけたことから二人は親交を深める。エミリーはクメイルの両親に会うことを楽しみにしていたが、クメイルは両親が自由恋愛を認めないことを言い出せず、やがて二人は仲違いして別れてしまう。ある日、エミリーが風邪をこじらせて入院したことを知ったクメイルは病院に駆けつけるがエミリーは容態が急変して昏睡状態に陥ってしまう。
主人公クメイルを演じるクメイル・ナンジアニ自身の実体験を基にしたドラマで、ムスリムへの不寛容と偏見を次々と軽快に笑い飛ばしながら、意識が戻らないエミリーの側に寄り添うクメイルが次第にエミリーの両親と心を通わせる様を優しく見守るドラマが胸にしみるハートウォーミングコメディ。エミリーを演じるゾーイ・カザンとエミリーの母ベスを演じるホリー・ハンターの2人が物凄くキュートで、複雑な心情を吐露する深みのある演技が印象的です。
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