「純粋とは愚なのか」女の一生 しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋とは愚なのか
哀れなジャンヌの寓話性が
ひたすら胸に刺さる。
これはおいらの物語でもあるのかも。
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2017.12.25 岩波ホールにて1回目
世間から乖離した一女性の人生に
同情したり腹を立てたり。
純真さは時には美徳だが
常にそうではないことを
ジャンヌの生きざまが顕にする。
あまりにも哀しく
それでいてとても清く
息苦しささえ憶えるほどの
ジャンヌを綴る映像。
仏映画には大して
シンパシーを覚えないのだが
この映画には心をぐらぐら揺さぶられた。
おいらにとって実に奥深い一本。
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