「褒められるのは絵と音楽のクオリティだけですね」さよならの朝に約束の花をかざろう Ctn.Sasukeさんの映画レビュー(感想・評価)
褒められるのは絵と音楽のクオリティだけですね
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中世ファンタジーにつきものの長寿エルフ族をオリジナル種族に置き換えて、寿命の違いからくる別れの儚さを主軸にしてるんでしょうが、かなり酷いストーリーでちっとも感動しません。
エルフ族を違う種族に置き換えただけみたいな世界観なので、その辺も目新しい感じが乏しく、ファンタジー物が好きでも物足りない感じです。
出産と子育ての大変さも扱われてるので、その辺の実際の経験がある女性の方々には共感できる部分が多くて感動するかもしれません。
が、ストーリーが酷すぎてその辺の感動的部分も台無しにしている様に感じました。
兎に角モブキャラの扱いが雑で、副キャラの幼馴染のカップルの女性が長寿能力を欲する帝国に拉致られて王子の子供を孕まされるという、まさかのNTR展開。
助けに来た男性の方も産まされた子供を愛したいと言う彼女の発言に乱心して心中自殺をはかるも失敗、最終的には腹部を撃たれて失意のなかを失血死すると言う酷い内容です。
こんな酷いもの見せられては感動も糞もないかと存じます。(特に男性は)
そんな酷い状態の中を生まれた子供も、クソ性格な王と王子(父)に見捨てられ、全て忘れる決意を固めた母親からも結局速攻で見捨てられてしまいます。
ここの部分が妙にさも感動的な様な演出で見せてくるわけですが、起きた現実だけを冷静に考えて見たら、到底感動なんて出来る訳もないかと存じます。
こんな酷いもの見せられては後々のシーンでの感動も糞もないかと存じます。(特に親が離婚した経験がある人は)
総じて、平凡以下の作品かと存じます。(特殊な性癖の方は除く)
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