「さすがP.A.works、裏切らない」さよならの朝に約束の花をかざろう AOさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがP.A.works、裏切らない
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とても良かったです。族長の言葉「寿命が長すぎる我々は外の世界と触れ合っても他者を愛してはいけない。愛した者に先立たれて一人ぼっちになり悲しい。」というフラグを外に出た主人公が回収せず、「他者を愛し先立たれても悲しくない生き方をした。」というのがオチなのでしょう。しかしここが物語の落ち着け方としての描写が少なかったような気がします。しかしこれは物語として気にならないでしょう。15歳ながらに周りの助けを借りながらも赤ちゃんを育てようと、母であろうとするマキアや、マキアに育てられたエリアルの反抗期や母を守りたいと思いながらも力不足の自分に対しての憤り、王国に特別な血を求められ誘拐され人間の子を孕まされたエリアル、誘拐されたエリアルに好意を寄せていたクリム。これらの人物の描写にとても色々な感情で泣かされます。どの世代でも楽しめる作品でしょう。しかし中高生の子を持つ母親の方は特に楽しめるのではないでしょうか。
最後の静止画がほんと欲しい、飾りたい!(見た人なら分かります。)
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