フジコ・ヘミングの時間のレビュー・感想・評価
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魂のピアノ
他人に惑わされず、自分の価値観を大事にする人、夢をあきらめずに進み続ける強い人だと思った。
彼女の言葉は、とても魅力的だ。冒頭の、人生は時間をかけて自分を愛する旅、という言葉は、映画の終わりまで、じんわりと心を満たす。彼女は、古い物を大切にしている。
ピアノの弾き方についての彼女の考えも素敵だ。毎日練習を続けて、歌うように、気をこめて弾くことで、あんなに豊かな音色になるのだろうか。
彼女にとって、ラカンパネラは運命の曲のように思えた。この曲は全てが表れる曲、他の人と比べてほしい、と彼女は言う。天賦の才に加えて、彼女のこれまでの人生の苦しみや喜びが、全て表れているからだろうか。確かに、誰よりも荘厳で美しく、心を掴まれる音楽だと感じた。
わざわざ見に行くほどではない
内容は良いです。一流ピアニストを題材にしてるので。
しかし演出と編集が下手。ピアノの余韻に浸りたいと思っていたら、場面がすぐ切り替わりそんな暇もない。また、全体を通して冗長で、フジコさんが好きな私も途中で何度か飽きてしまいました。
フジコさんとパリという題材だけで持っている映画です。フジコさんが好きで、お時間あるなら見てもいいんじゃないかなーというレベル。わざわざ時間作って見るほどではありません。
猫とフジコさんとピアノ
修理に出した母親のピアノが、とても綺麗でした。100年前のブリュートナー製。歴史を感じました。
80歳を越えてもなお精力的に活動されているフジコさんに感服いたします。60歳からの遅咲きの方だけに、今この瞬間を大切に生きているのではないでしょうか。
クラシックの名曲が流れる中の贅沢な2時間、見て良かったです。
魅了された
フジコヘミングはこの作品を通じて初めて知りました。無知な初心者ですが最初から彼女の魅力に引き込まれた。あっという間の115分で生きるヒントを与えてくれる作品。ピアノの音色も素晴らしい。
2018-141
心に響く、ドキュメンタリー
フジコ・ヘミングの生い立ちやこれまでの人生、人生観が、分かりやすくよく纏まっていて、あっという間に時間が過ぎました。
一見妖怪のような出で立ちで、突然現れた謎多きピアニストのイメージだったが、大変な苦労をされ、壮絶な努力をされたこと、でも人に優しく、人を卑下せず、ものを大切にし、少女のように可愛いものが好きで、とてもファンになりました。
コンサートを是非聴きに行きたいです。
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