「フリクリのフリ」フリクリ オルタナ makurano_twiさんの映画レビュー(感想・評価)
フリクリのフリ
18年前にOVAのフリクリを観てとてつもない衝撃を受け、それからマンガを読み小説を読み、OVAを何年かに一度回帰するように観かえしては、どんどんフリクリの深みと謎にハマっていった自分ですが、
フリクリオルタナは、まあ、劇場版二部作のいっこ目ですし、フリなんだろう、と思いました。
だって、フリクリとかいう、跳ねたか跳ねてないかでいえば当然跳ねていない18年前のアニメの続編という弱い引きで、あの圧倒的唐突無稽感を繰り広げられても、初見殺しでしかないと思うので。
とりあえず劇場版一作目は、セブンティーンの悩みを丁寧にわかりやすくおとなしくアニメ映画しておこう、ってノリかなー、と。
だって、フリクリファンだったらどうせ、オルタナでどんだけ文句言ってても絶対プログレも観に行くんだし。
だってハル子分裂しちゃうんだもん。林原めぐみになっちゃうんだもん。それだけでも十分理解不能だし、楽しみだし。
プログレでは、新しいファンも昔からのファンもまとめて置き去りにするくらい突っ走ってフリクリしてほしいですね。
それぐらいしてくれたら、きっとフリクリ中毒者が大量生産されるんだろなーと思います。
間違っても、フリクリとは何なのかが明らかに!とか、あらゆる伏線が最後に回収されて衝撃のラスト!とか、そんなプログレにだけはして欲しくないです。
そんなんいらん、よそでやれ。
時系列はそうらしいんですよね。。。
だから悩みどころだったんですが、まあ、時空の穴みたいなの生み出しちゃってるんで、その時点で時系列なんか崩壊しちゃってる、ってのが、自分なりの解釈です。
時空の穴みたいなのでハル子が見えてた映像も、やっぱ時空の穴みたいなのの中で見てるものなので、過去の記憶、的なものではないでしょうし、オルタナでのハル子を見る限り、オルタナはOVAよりも前の話、と捉えるのが自然のような気もしますし。
時空飛び越える、キャラが分裂する、とかが起きちゃってるので、展開なんか読みようがないんですけどね。
なので、プログレが楽しみです、って心境です。