劇場公開日 2018年9月7日

「期待しすぎました」フリクリ オルタナ ナンバラさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0期待しすぎました

2018年9月8日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

公開日に見に行きました。

結論としては期待をしすぎました。
無印の監督鶴巻さんは、ほぼ関わっていないという時点でわかっていたはずですが…、
それでも期待をしてしまっていました。
思い入れが強すぎました。

まずオリジナルの魅力とは何でしょうか。
色々ありますがやはり高い演出力だと思います。
必要最低限まで研ぎ澄まされたセリフ、内容わからなくても目が話せない動きある安定してハイクオリティながらも実験的な作画、pillowsの楽曲の使い方など。

今作はそこらへんをリスペクトしているようですが、力不足です。

セリフ選びは平坦で陳腐だし、作画はバスケのシーンは良かったですが、他は平均的深夜アニメレベルだったと思うし、pillowsの楽曲は同じ曲ばかり流され、使い方も普通のアニメBGMになってしまっていました。

リトルバスターズとか、アイティンクアイキャンを流せばいいんじゃないんです。

たとえば無印、1話冒頭の楽曲の使われ方です。
ワンライフで叙情的なもやもやしっとりから、効果音のみの辛い飲み物を捨てるシーン。
そこからハルコ登場で一変、ランナーズハイの前奏、ベスパでナオタを引いてイキナリ?とマミミカメラカシャーして、吹っ飛ぶナオタ。
その後、歌詞ありAメロが流れおわり、歌詞なしサビ(原曲だと息を止めてずっとのとこ)の部分にストーップ、ストップザネイティブザギャルのあとの間がちょうどきて、曲がその瞬間栄える。(ただ歌詞は抜き、出しゃばりすぎない。)
そういった計算された演出が、今作にはありません。

無印
大人ぶる小学生のはなし
プログレ
夢がわからない高校生のはなし

物語のアプローチのしかたはいいと思います。
ただフリクリっぽい夢がわからない高校生の話ではなく、夢わからない高校生の話にフリクリ要素をたしただけになってしまったのが残念です。

平凡で退屈。
フリクリを表す表現から一番対局にある表現だと思います。
その作品がオルタナだと思います。

長い上映時間

平凡で退屈でした。

ナンバラ
関口泰志さんのコメント
2018年9月9日

ありがとうございます。(すごいズバッとしたレビューに声をだして笑ってしまいました😂)
まだみていないんですが、すごい期待してしまっていたのでスクリーンでピロウズの曲を聴けることだけを楽しみに見に行こうと思います。

関口泰志