ザ・ウォールのレビュー・感想・評価
全63件中、41~60件目を表示
最恐のスナイパー
尺もコンパクトなら、満足度も緊迫感もコンパクトに凝縮
90分間、息つくヒマも与えてくれない、緊迫の戦場シチュエーション・スリラー。「ダンケルク」の影響で上映館が少ないが、これは掘り出し物かも。戦争のスケール感なら「ダンケルク」だが、孤立無援の絶体絶命なら、こちら。
監督はダグ・リーマン。「ジェイソン・ボーン」シリーズの仕掛人で、トム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の監督を務めている。
舞台はイラク戦争の荒廃した村。2人のアメリカ兵が、戦闘のがれきに残された崩れかかった壁の前で、潜む敵に警戒していた。
5時間経っても動きがないため、1人、マシューズが壁に近づくと、突然見えない敵からの狙撃を受けて倒れ込む。援護に向かったアイザックも銃弾に脚を撃ち抜かれる。なんとか壁(The Wall)の陰に隠れ、味方の応援を無線で呼び掛けると、声の主はなんと無線を傍受して話しかけてくる敵だった。
イラク戦争当時に実在し、ひとりでアメリカ兵37人を殺害した、凄腕のスナイバー"ジューバ"をモデルにしている。見えない遠距離からこちらに狙いを定め、会話でもてあそぶように心理戦を仕掛けてくる・・・。
"見えない敵に狙われている"、"怪我で動けない"、"水・食料はわずか"、"無線は使えない"、"敵の目的がわからない"。
主人公アイザックを演じるのは、「GODZILLA ゴジラ」のアーロン・テイラー=ジョンソン。限られた条件のなかで生き残りを掛けて、アイザックはひとり戦う。
敵は見えない銃口と無線の声で、演技としては、アーロンのほぼひとり芝居である。とにかく極上の緊張感を楽しめる。オチは相当シュールで、"そう来るか・・・"となんとも言いがたい(何となくリピートしそう)。
見終わった直後の満足度はそれなりに高いのでオススメだが、ホームシアターでもいいと言われれば、それまで…。 Blu-rayを待ってもいいかもしれない。
(2017/9/3/新宿バルト9/シネスコ)
アリジゴクみたいな地獄
死体から奪った鞄から取ったチョコバーを食べて、元気を出す主人公に親近感が湧きました。スナイパーの場所を探す緊迫感、銃撃しても当たらない絶望がたまらなかった。撃たれて壁の影に逃げ込んだものの、状況は改善しないし失血死の恐怖のなか、ちょいちょいフンっ!って感じでやる気をだす、そして失敗するのコンボで心を抉られました。最後、戦闘ヘリまで撃ち落としてしまうのが怖い。映画はハッピーになるために観るものと思ってる人には勧められないけど、心を揺さぶられたいと思っている人にはオススメ。
異文化コミュニケーション
戦場版
タイトルなし(ネタバレ)
2007年、イラクの荒廃した村。アメリカ兵のアイザックとマシューズは、瓦礫の中に残る大きな壁に潜む敵を狙っていたが、5時間まったく動きがないため、マシューズが様子を見るために壁に近づいたところ、想定外の場所から銃撃されてしまう。援護に向かったアイザックも銃弾に狙われ、なんとか壁の背後に退避したものの、まったく身動きが取れなくなってしまった。その時、仲間を名乗る謎の男から無線が入り、その声にかすかな訛りを聞き分けたアイザックは、男の正体を確認しようとする。アイザックは狙撃手は敵の無線を使って味方を誘い込み殺害している事を知ることになる。ヘリ部隊が救出に来るが狙撃手に狙われて墜落してしまう。しかし、本部からの連絡にも狙撃手が応答し何事もなかったように通信する。
緊張感がハンパない
スタートからエンディングまで凄まじい緊張感に襲われます。
完全に狙われる側の視点の映画。
敵のスナイパーの事はハッキリとは描かれません。
未知なるものに襲われる…
それがとても怖い
まるで、ホラー映画の様だった…
しかし、最後がスッキリしないところまでホラー映画にしなくてもいいのに、と個人的に思いました。
とにかくとても疲れる映画!
楽しい映画ではないです!
似た様なシチュエーションだとフォーンブースを思い出しました。
全63件中、41~60件目を表示










