「【”自由と正義の国”で400年もの間、行われてきた差別と暗殺の歴史を、ハリウッド映画シーンを絡ませながら描いたドキュメンタリー作品。】」私はあなたのニグロではない NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”自由と正義の国”で400年もの間、行われてきた差別と暗殺の歴史を、ハリウッド映画シーンを絡ませながら描いたドキュメンタリー作品。】
ー サミュエル・L・ジャクソンの、抑制した語りで、”自由と正義の国”で400年もの間、行われてきた差別と暗殺の歴史が語られていく。
軸は、黒人の人権を手法は違えど、訴え、1960年代に次々に暗殺されてしまった、
・メドガー・エヴァース
・マルコムX
・キング牧師
の生き様を、この映画の原作を記したジェームズ・ボールドウィンの視点から語っている所である。ー
・そして、語りの中で1920-1970年代のハリウッド映画
『キング・コング』
『駅馬車』
『昼下がりの情事』etc.で描かれる、公開当時は普通だった、黒人や原住民の描き方を通して、”自由と正義の国”では、白人の幸せ、勝利がメインとされてきたことが、語られる。
<ラスト近くで流れる、ジェームズ・ボールドウィンが記した
”向き合っても、変わらない事もある。だが、向き合わずに変える事は出来ない”と言う言葉は金言であり、この現代日本でも十分通用するものであると、私は思う。>
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