「分からせようとするのは下衆だ。」ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
分からせようとするのは下衆だ。
【メモ】
図書館の概念が変わった。
公共図書館は、全ての人達に開かれた場所でなくてはならない。
人間Googleが、訪れた人達に必要な情報を与えてくれる。
人種、宗教、障がい、ホームレス対策、NYの問題、世界の問題の縮図がここにある。
ナレーションなし、過剰な音楽なし。図書館の裏側を通して、全ての人に開かれた社会とは?と問う。
移民への英語教育、ネット環境のない方達へ機材の貸し出し、高齢者のダンス教室。
何一つ声高に主張しない。
が、そこには某大統領が否定するものがある。
「分からせようとするのは下衆だ」と小津安二郎は言った。
最近は「分からせよう」とする下衆な作品が多い。久々に良質のドキュメンタリーを観た。
ワイズマン監督はドキュメンタリーの巨匠だけど、日本ではあまり知られてない。
SATC2でキャリーの結婚式に使われてたのにも、意味があったんだよね。
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