「いつも通りのワイズマン」ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
いつも通りのワイズマン
淡々と撮られた映像だけど、どの順番で出していくかでメッセージ性が出てくるね。
資金調達や、ベストセラーと収集すべき本のどちらを優先するかとか、考えること一杯あるなと思った。
あと人種差別は根が深いんだとも。
単純に、図書館って色んなことやってるんだなあって観てても面白かった。
議論のシーンが多かったんだけど、印象に残ったのは一人一人の話が長いこと。「何をウダウダしゃべってんねん」と思うぐらいみんな長い。そして、そこに誰も割って入らない。
短いやり取りで、話を往復させて詰めていくんじゃなくて、一人ひとりがミニプレゼンのように順番に意見を述べていくやり方なのかな。
あとアメリカ人はストレートにはっきり言うイメージが強かったけど、みんな結構気を遣ってる。
そしてこちらはイメージ通りだけど、決してネガティブな話し方をしない。
そういう議論のクセみたいのが、面白かったよ。
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