劇場公開日 2019年3月22日

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「’80鬼盛り娯楽作」バンブルビー Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5’80鬼盛り娯楽作

2021年1月5日
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1980年代は、なんだろう。物凄く印象的に残る。私自身1995年生まれで、リアルタイムで80年代を謳歌していないが、どこか「懐かしい」と思えてしまう。特にこの年代のアメリカには憧れに近い感情を持ってさえいる。
さて、そんな’80鬼盛りのシリーズ第6弾だが、前日譚となる初の作品だ。
マイケル・ベイが監督を降りたのが物凄く残念だったが、作風もガラリと変わり良い方向に行ったのではないか。前作等は物語が壮大すぎて、どこまで行ってしまうんだという思いが出てきてしまったが、今回の見直し的な構成で新しいファンも獲得できただろう。

予算は明らかに前作よりも低い為、変形シーンや戦闘シーンは正直物足りないのは否めない。代わりに描かれるのが、バンブルビーと少女の友情と成長。ここは、第1作で描かれたものと共通の部分である。本作を観るとオプティマスらが地球にやって来たタイミング等がずれてしまうが、そこは見て見ぬふりでいいだろう。

愛らしく、弱さと強さを秘めるバンブルビーにキュンとしつつ、心温まるストーリーで癒やされる。本シリーズがこうなるとは。何が起こるか分からないものである。

Mina