「【愛する人を守るための”決死の蜂の一刺し” ”80年代ポップ&ロックを効果的に使いながら、トランスフォーマーシリーズ最初期を描き出したヒューマンオートマティックラブストーリー。】」バンブルビー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【愛する人を守るための”決死の蜂の一刺し” ”80年代ポップ&ロックを効果的に使いながら、トランスフォーマーシリーズ最初期を描き出したヒューマンオートマティックラブストーリー。】
ー1987年、サンフランシスコ郊外の町で、18歳のチャーリーは亡き父の思い出を抱えながら、日々を過ごしていた・・。高飛び込みの選手としての未来を諦めつつ・・。-
■今作が素晴らしいのは、
・地球外の高度なロボット戦争を背景にしながら、
・地球にある使命を抱えて飛来した正義を愛するオートポッド戦士の小型のB-127ロボットが、
・一人の心寂しき少女と心を交わし、
・少女と、友人達と敵ロボット達を倒す姿を
・80年代、ポップ&ロックを効果的に使いながら、叙情感溢れる物語として描き出している所であろう。
ー 敵ロボットたちに声を奪われたB-127ロボットは、チャーリーと出会い、彼女が好んで聞く楽曲群を声にしながら、交流を深めていく。-
ー そして、チャーリーはバンブルビーを救出するために、”哀しき思い出のために封印していた”、水中へ決死の”高飛び込み”!-
<劇中で流れる、80年代、ポップ&ロック>
・ザ・スミス ”ビッグマウス・ストライクス・アゲイン”
・デュランデュラン ”セイブ・ザ・プレイヤー”
・スティーブ・ウインウッド ”ハイヤー・ラブ”
・ザ・スミス ”ガールフレンド・イン・ア・コーマ”
・ティアーズ・フォー・フィアーーズ ”エブリバディ・ウォント・トゥ・ルール・ザ・ワールド”
etc.
そして、
・カーズ ”レッツ・ゴー”
という楽曲群が、時にバンブルビーの、時にチャーリーの心の声として、劇中で、実に効果的に使われる。
<当初は、黄色い小さなビートルにトランスフォームし、少しビクビクしながら敵に向かうB-127ロボットがラスト、黄色いカマロにトランスフォームし、走り去る姿も印象的であるし、チャーリーが亡き父の思い出を吹っ切り、現在の家族と恋人未満の男の子と、新しい一歩を踏み出す姿も爽やかな作品。>
懐かしのAORなんかをかけてくれる車はいいなぁ・・・
たしか最初の『トランスフォーマー』でも「ベイビー・カム・バック」という曲がかかって目がうるうるでした♪