「ホン・チャウの魅力と演技に尽きる映画」ダウンサイズ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
ホン・チャウの魅力と演技に尽きる映画
環境問題、食料問題に直面している世界。
「人類縮小200年計画」に賛同し、13センチになるマッドデイモン演じる主人公が繰り広げる物語。
終盤にはもう一捻りある展開。
前半はダウンサイズした人間の設定で乗り切ろうとする訳だが、ベタな奥さんの裏切りや1人孤独の情緒不安定があっても、あまり面白い内容では無かった。
しかし、途中1人の人物登場で中身の面白さがガラリと変わる。
女性ノク・ラン・トラン役のホン・チャウ。
ベトナムである活動を行い、片足を失っても懸命に生きる女性役である。
義足なのに活発すぎて手に負えない女性。だけど男性はそんな女性をほっとけない。そんなほっとけない女性を見事に演じて見せた。
時に強い女性でも男の前では女らしい顔を魅せる
彼女がこの作品でアメリカの数々の賞にノミネートされた意味がわかる。
私としては彼女なしでは観られない映画であった。
彼女が居なかったら私の評価は低いです。
機会があれば見て頂きたい映画です。
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