祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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今年45歳になる松嶋菜々子が「やっぱ超綺麗だな」。
Movixあまがさきで映画「祈りの幕が下りる時」を見た。
原作は読んでいない。
前作、映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」も見ていない。
阿部寛、伊藤蘭、山崎努の親子関係、
松嶋菜々子、小日向文世、キムラ緑子の親子関係、
中島ひろ子、田中麗奈などの人間関係が複雑に絡み合う。
原作は東野圭吾。さすがにシロウトにはこんな本は書けない。
映画を見終わったときには東野圭吾の本を自分で読んだような気になる。
濃密な人間ドラマと何本もの伏線が最後にはつながる。
泣けるシーンもある。
涙腺の弱い人はタオル持参で。
見応えがあった。
今年45歳になる松嶋菜々子が「やっぱ超綺麗だな」。
上映時間は119分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
有終の美
とても見応えがあって、面白かった。
原作は未読だけれど、これまでのドラマと映画は一通り見ている上での感想として、出色の出来だったと思う。
ドラマが輻輳的で深く、なかなか真相の見えない事件。冒頭、事件説明をテロップに任せるのは、テンポよく進めるためのいい試みだったと思う。
阿部寛が松嶋菜々子の真実に迫ろうという、向かい合った場面は、松嶋菜々子の表情の変化が素晴らしかった。
なぜ加賀さんが日本橋に拘るのかも分かって、最後を飾るに相応しい映画だったと思う。
終わるのは悲しいなぁ
阿部寛といえば、私の中では 上田次郎とこの加賀恭一郎。
原作や前作見ていなくても、ぜひ見るべき。
ストーリーは完璧だったが、驚くような展開はない。たんたんと、事件が解決していくイメージで、見ていて気持ちがいい。
ただ、展開を文字で出すのはどうかなぁと。
違和感が凄かった。
描写の奥行き感がすごく印象に残るシーンが多く、それらのシーンがそれぞれの演技を際立たせて映像に引き込まれる。
東京は水の都という昔のイメージを思い出させる川のシーンや、小日向さんと子役のトンネルのシーンなどとても印象的。
配役も完璧だった。
阿部寛はもうハマり役。近頃ますますかっこよくなってきたなぁ。
キムラさんの演技は凄かったし、春風亭昇太も良い。落語家なのに笑
個人的に、飯豊まりえの演技に驚いた。こういう闇を抱えた役にぴったりだし、声が良いと改めて感じた。
桜田ひよりも要チェック。
福澤監督のキャスティングが固定されてきたなぁ笑
音尾さん出てきた瞬間に笑ってしまった…
NACSメンバー見てしまうと映画見れなくなるなぁ笑
松嶋菜々子が凄い!!!
当該作品は、先週公開され初登場1位でした。
阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編です。
監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」「3年B組金八先生」など
数多くのヒットドラマを手がけた福澤克雄です。
前宣伝が凄かったので、ついつい見てしまいましたが、
文句なしの5点満点です!お薦めです!!
感想は次の2点です。
まず、 ストーリーが、さすが東野圭吾!素晴らしい!!
ストーリー展開が早く、事の真相を予想するのですが、追いつかない!
どんどん引き込まれていきます!息を飲む展開です。
私は、多くの場面で号泣してしまいました。
次にキャストですが、当然 阿部寛主演ですが、
松嶋菜々子の演技が凄い!
今回は、彼女が裏の主役です。
あんなに演技がうまかったかなぁ?!
追伸として、
最後に歌われるJUJUの曲も良いです!!!
Michi
二転三転のプロットが秀逸
前作の「麒麟の翼」では中井貴一が主役を脅かすほどの存在感のある役を演じていたが、本作ではそれほど強烈な存在感のある役はなかった。しかし主人公に縁のある人物たちがスポットを当てられていて、それぞれのエピソードが次第につながっていくという、なかなか目の離せない仕上げになっている。特に小日向文世は流石の演技で、誰も恨まず、泣き言も言わず、言い訳もしない京都の男を、人間の存在の儚さを見せつけるように演じていた。
刑事物だから殺人事件の犯人を追うのがストーリーの中心だが、見つけたはずの証拠が目論見と違っていたりして捜査が二転三転する。主人公が真実に迫るにつれて、母の晩年や犯人の過去が明らかになっていく。それがなんとも物悲しい内容なのだ。
泣けるほどではないが、良くも悪くも人々が一生懸命に生きたのだというカタルシスがある。見終わるとスーッと肩の荷が下りるような感じがした。それはまさにタイトルの通り、悲劇の幕が下りたのであった。
☆☆☆★ 原作未読 東野圭吾の加賀恭一郎シリーズは、「新参者」は過...
☆☆☆★
原作未読
東野圭吾の加賀恭一郎シリーズは、「新参者」は過去に読了済み。
若い頃の話を描いた作品は、おそらく1〜2作品は読了しているかも知れない。(当時は意識して読んでいた訳ではないので)
ところで、この話って『砂の器』にインスパイアされて書かれたモノなのだろうか?
男女の違いこそあるが…有名になったが故に、過去を知る人物を殺害。
愛人の存在に父親との逃避行。
最後は舞台袖での告白(『砂の器』は演奏会を背景にして、捜査会議での真相)等。
但しパクリだとは思わない。主人公の加賀の家庭環境・母親への想い等が綴られて行くのだから。
だが…何でもかんでも台詞やフラッシュバック映像によって、観客に向けて懇切丁寧な説明映像の羅列が…。
ちょっと引いて考えてみると。後付けとも取れる展開等でのそれらの説明過多には、此方の気持ちが段々と萎えて来て、引き気味になってしまった。
2018年1月29日 イオンシネマ板橋/スクリーン8
見応えのある内容
原作を読まずに鑑賞したため、素直に入り込めた。
親が子を想う気持ちに、とにかく切なくて泣けました。ミステリー要素もしっかりしており、まさに点と点が線になるストーリー展開でした。
最後の謎の殺害方法には、ちょっと現実的では難しいのでは?と思ってしまったので、−0,5にしました。
改めて松嶋さん、小日向さんの演技に感動!
1+1=3の泣けるミステリー~東野+TBSの星~
「祈りの幕が下りる時」88点。
素晴らしい!
「1+1=3」の「東野圭吾」の魅力WORLDです。
絡み合った出来事が緻密に見事につながる謎解き「ミステリー」+どこにでもいる人々の「普通の・大切な」「こころ・情・思い」=「泣ける」人間ドラマです。ヒューマン「ミステリー」です。
「ドラマのTBS(復活でしょう。「フジTV」があまりに…)の星」にふさわしい「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」の演出の「福澤克雄(諭吉の孫?)」の魅力WORLDです。
「1+1=3」の魅力にふさわしい「原作者・小説家・文学者」+「監督・演出家」=久々の「名作・感動作」です。
「適材適所」のキャスティングも決まっています。
あまりに美しい「松嶋奈々子」さん。凛々しく運命を受け入れます。完全に役になり切り、その涙ぐみ口の端が微動する姿に胸打たれます。
「春風亭昇太」さん。庶民的な単純素朴な言動にホッとします。
素直な中身の良さがにじみ出ている「飯豊まりえ」さん。癒されます。低俗な週刊誌に身体をさらしてはいけません。
エラく地味な役でも「ミッチー・及川光博」さん。出るんです。
「関ケ原」のやんちゃなヒール役「福島正則」から目を引きます「音尾琢真」さん。損な役ではありません。見ている人は見ています。
そして、いつもニコニコの「小日向文世」さん。熱演でした。さすが舞台からの叩き上げの役者です。
多忙な「阿部寛」さん。前回の東野作品「疾風ロンド」に唖然としましたが、今回はマシでした。いつも「クールで知的」な「加賀恭一郎」ですが、今回の設定ではもう少し弱いこころを出しても。「エモーショナル」でも良かったのでは?ちょっと明察すぎます。でも「ハマり役」です。原作の「加賀恭一郎」からしてあなたしかいません。
なんといっても「キムラ緑子」さんです。見事な「ダメなおばちゃん」役です。あなたのせいで…。関西弁のおばちゃんは東の「大竹しのぶ」さんに匹敵する名優です。応援してます。
あっちこっちで映像の工夫がされてます。
「顔」の出し方が巧みでした。特に、誰(役者の顔)かわかちゃったらまずい「似顔絵」と、タイトルを出す直前は。
また絡み合った出来事をわかりやすく図式化してるのも丁寧です。
あのシーンは「砂の器」を意識してるんですね。
BGMとしてあの馴染みの曲はピッタリでした。
「JUJU」さんの歌声もエンディングにピッタリです。
タイトル通りの見事な感動のフィナーレでした。
親子の絆は決して切れません。だって「人間だもの」🍀
役者がハマりすぎ!
原作読み後の鑑賞です。
演出家が主人公の物語だけあって、原作はしゃれおつで雰囲気のある作品でした。いろんな俳優さんを当てはめて読みましたが、今回の映画の演出はハマってるなぁとw
ただ推理の部分は、やや消化不良ぎみ。時間の兼ね合いもあるだろうけど、展開の速さや説明部分の多さが気になった。原作ではもっと振り回されました。
しかし、後半部分の映像化には、文字では伝わらない迫力に感動させられました。どうなるか分かってても嗚咽混じりで泣きましたw
原作読んでから観るのは大いにアリです!
初見でもOK!
テレビシリーズ、前回の映画とも観ていなかったけど充分楽しめた。
過酷な人生を強いられた親子が壮絶な最期を向かえる。
捜査を進める中で、刑事自らも親子の絆に向き合うことになって行くやや重めなストーリー。
後半は一気に話がまとまって行くので、それまでの緊張感が少し置いてきぼりになるものの、とても見応えのある作品でした。
テレビシリーズ観てなくても大丈夫!
凄かったぁ
さすが!!!という感じで、安定して、ハラハラドキドキさせて観させていただきました。新参者シリーズを全部観てきましたが、退屈とか、つまらないとか感じたことないですね、阿部寛さんと東野圭吾さんに感服です。今回も親子愛の深い深いとこを魅させていただきました。もう、誰が犯人かとか、カラクリを考えるのを途中からやめて、ストーリーを堪能して、涙を流して、作品に没頭することができました。加賀さんの活躍事件の続きも観たい気持ちはありますが、とりあえず、お疲れ様です!!!
人物整理が大変
このシリーズは映画、ドラマとも楽しく見ている。今回の作品も人間ドラマとしては良くできていて非常に見応えのある作品ではあった。
しかしながら、複雑に絡んだ人物関係の整理が付きにくく、あれ?と考えている間に話が進んでしまうので、追いつくのに大変だった。偽名とかもあるので、名前をしっかり覚えて見進めていかないとならない。
小説と違い、時間の関係上一人一人を踏み込んで描けないため、ミッチーなどはストーリーから除外した方が良かったのかも。その他随所に無理があるシーンが見えるのが残念でならない。父娘の最後に取った手段も好きではない。それでも楽しめた作品ではある。
原作より良かった
原作を読んだ時はもっとドライな感じで、東野圭吾にしてはそれほど出来はいいとは思わなかったが、映画の出来はすこぶる良く、原作よりも良くできていた。ちょっと「砂の器」を意識したのかなという感じはあったが、原作を上回る映画はそれほどなく、エンターテイメントを目指してこれほど感動作に仕上げたのには感心した。
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