祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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よくできたドラマの完結編
「加賀シリーズ」は原作も読んだしドラマも見ていましたが、完結編であるこの作品だけは未読でした。
おそらくは映像化された時点でかなりの省略があり、なおかつ地上波で観たので大事なところもいくつか抜けてはいるだろうけど、よく作り込まれていておもしろかったです。
原作も近いうちに読みたいと思えました。
ただ、割り箸でそんなきれいに行くかよ……完全にプロじゃん。
良かった。
小日向さん、松嶋菜々子さん、少女期役の桜田さんの演技がスゴい。引き込まれます。成人期役の飯豊さんも悪くはなかったけど。いかんせん桜田さんがもうね…。
テレビ版でカットしてたのか、博美が母親に会いに行って「地獄を見せてやる」と言った後、CM入ってあけたら、父娘の話になってたから博美が母親に何かしたのか?気になってしまった。この分の消化不良で-0.5。ただ、すぐに父娘の話に一気に引き込まれますが。
シリーズ最後というのは残念です。"ガリレオ"にも同じ事が言えますが、ずっと続いてほしいです。
因みにこの2日前に放送した「ナミヤ雑貨店の奇蹟」がイマイチだったというのもあり、余計、面白く感じた原因かもしれませんが。
評判通り
泣けた
原作を読んだが、活字でストーリーを思い描いても、なかなか複雑で理解するのに時間がかかった。映画になったので、DVDになってから観賞した。
初めは、何か間延びしそうな感じだなあーと思い見始めましたが、実際はそんなこと全くなかった。
終わってみれば、あっという間。
クライマックスで犯人が分かるのではなく、犯人が終盤ちょい前で何となく分かるのだが、そこからがけっこう長い。
しかし、これがなければ見てる側が真相にたどり着けない。
松嶋菜々子さんが演じている浅居博美の過去を描いた部分。本当に泣けた。
桜田ひよりさんの演技に拍手喝采。
彼女がその役をやるか、やらないかで全く違うものになったのではないだろうか。
桜田ひよりさんが演じてくれてよかった…
このシリーズがラストということで、すごく残念。
キャストが自分的にはみんなピッタリで本当に面白かったシリーズだった。
いい終わり方をしてくれたと思っている。
安定した完成度
嘘が映すのは人の心そのもの
このシリーズは本当に好きだ。
全てが良い。
胸が張り裂けそうなほど辛い。見ていて辛いんだけど、
でもそこにあるのは人の愛。誰かが誰かを想う心。
そこだけが唯一の救い。
祈りの幕が下りる時、
それは大きな嘘を守り通した父娘の辛い日々の終わりであり、事件の真相が暴かれる時である。
加賀恭一郎にとって、母親の想いが分かった時でもある。
子に幸せを、親に幸せを、祈る人々が救われる。その幕が降りる時がきっとくる。
親子愛
重く悲しい親子の愛の物語。
今の世にリアリティのある不幸な生い立ち
昭和にはこういう犯人の不幸な生い立ちに感情移入させるタイプの映画が良くあったが、今では同じ様なリアリティを出すのが難しくなっている。そんな中で感情移入出来るリアリティが出せているのは非常に素晴らしかった。
練られた設定と役者の達者な演技があってこそ。
これはすごい
映画館で見なかったことを後悔
そういうことだったのか!
「加賀恭一郎」シリーズの最終話。
すっきりと終わっているけれど、加賀さんが好きすぎて続きがみたくなる。
途中で登場人物が交差して、え??どういうこと??となったけれど、終盤ですっきりと種明かしをしてくれるのが良いところ。
蒸発したお母さんが作った借金で苦しんできた父娘。
父娘の絆は深く、お父さんを助けようと足を踏み入れたところで恐ろしい目にあいそうになり、思わずその男を殺してしまうところから始まり。
娘を守るために、その現場の証拠隠蔽。自分は自殺したことにして、他人の名を使って生き続ける。
ただ、ただ、娘の幸せを願い守るためだけに。
娘と親子の関係に感づいた人は殺して秘密を守り続けてきた。
でも、もう逃げきれず疲れ果てた父は自殺を図る。
ホームレスハウスで焼け死のうと企てるが、「焼け死ぬという死に方だけは絶対に嫌だ」とぼやいていた父を見るに見かねて娘が父を絞殺する。
その後焼死体となって見つかることで、事件は迷宮入りかと思いきや…
加賀さんの手により、全部が繋がり、しかも自分の母親までも関係していた。
娘(松嶋菜々子)は加賀さんに幕を下ろして欲しかったのだ。逃げ切ろうなんて思ってなかったんだろうな。
父娘の愛が故の連続殺人事件。
酷いことだけれど、なんだか観ているこちらも最後にホッとさせられてしまう…そんな作品。
他のシリーズも見たくなった!
東野圭吾の映画です。
主人公加賀の家族、浅井の親子関係が事件によって深く複雑に絡みあっていきます。事件の推理にも引き込まれますが、親を子を子が親を思う愛情の深さに痛みを覚えました。
なぜこんなにも不幸な偶然が続くのか、そして加賀が刑事という偶然。
いろんな偶然が幾重も重なり、終わりを迎える作品だなと思いました。
個人的には決していいシーンではありませんが、松島奈々子が母親に会うシーンが印象的です。
親は子供のためなら自分の存在を消せるようです
前半は少し退屈に感じたが、後半は原作を見事に再現できていて面白かった。博美役は大人も子供の時もどちらも凄い良かった。親子の愛を感じることが出来たが、切なすぎる内容だった。
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