「ただただ、涙」祈りの幕が下りる時 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ、涙
私は杉下右京が嫌いだ。
自らは平気で国家公務員法を犯すのに、
他人には厳しく身勝手ないかにも公務員的な正義を押し付ける。
彼なら、最後に松嶋菜々子扮するヒロインを厳しく責め立てたことだろう。
だが、加賀恭一郎は違う。
包み込むように寄り添うのだ。
かっこいい!
阿部寛が見事に演じている。
ネタバレになるので、内容に詳しくは触れない。
子を持つ親にとっては、涙なしには見られない。
親と子、双方の想いが心に沁みた。
エンディングロールが短すぎて、慌てて涙を拭ったのだった。
しかもJUJUの曲って、反則だよ。
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