「一人だから・・・」ハン・ソロ　スター・ウォーズ・ストーリー　いぱねまさんの映画レビュー（感想・評価）

まぁSWだから、ご都合主義とかストーリーの端折れ感は、突っ込むだけ野暮であろう。それよりも今スピンオフ作品のトーンが、エピソード4に近い感じに思えたのは気のせいだろうか。勿論、ディズニー映画だから、“スターツアーズ”を意識してのミレニアムファルコン号の疾走シーンを織込むのも大人の事情かもしれない。主人公がハン・ソロという性格性がまんまルパン三世のようなタッチで描かれ、お笑い要素も随所に観られるファミリーエンターティンメントとしては及第点なのではないだろうか。映像タッチが前半暗いのが、難点だが、ソコソコ楽しめる作りにはなっている。恋人の女の子が一体どんな過去で、ダースモールに仕える様になったのかとか、あの女盗賊のその後みたいなものも、スピンオフとしての余地を残し、あわよくば連続モノにしたい意図が透けるのは頂けないのだが、ま、これも大人の事情？ｗ
チューイと一緒に跪かせるシーン等々、シリーズのオマージュもバンバン入っているのでその辺りのマニア受けもしっかり盛り込みディズニーのいやらしさも垣間見える作品である。