「演技は圧巻。原作とは別物としてみる。」累 かさね 6月の鯨さんの映画レビュー(感想・評価)
演技は圧巻。原作とは別物としてみる。
サロメのダンスをネットで見て、待っていられず公開直後に見に行った。
正直前半の土屋太鳳はいまいち。演技が下手と言われるニナの時と、中身が入れ替わってかさねになってる時のニナの演技が一緒。どちらも棒読み。
ところが後半、かさねの性格が悪くなってきたときの太鳳の迫力はなかなか。 追い詰められてるニナ本人の時も緊迫感がある。ダンスシーンはもちろん圧巻で、もっと見たかった。 この人悪役やらせた方がいいんじゃないか。
芳根は上手いだろうなとは思ってたけれど、やはり素地がいいというか。今回はやさぐれ感が結構だせる。
あとは檀れいがすごい。 ぬっと出てくるだけなのに、圧倒的な存在感。この人がでることで、作品に重みが増す。 主役二人だけだったらここまで不気味さを出せる作品にはならなかっただろう。
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