「「鬱陶しいマスク外しなさいよ!」(2018年)」累 かさね 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
「鬱陶しいマスク外しなさいよ!」(2018年)
映画館では2018年10月5日地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
原作未読
原作者は絶賛しているらしい
原作を知ってると楽しめない人は頭が固すぎる
口づけをすると顔が入れ替わる不思議な口紅を巡る2人の若手女優の話
片方は美人だが演技が下手でもう片方は演技は上手いが容姿に問題がある
シンデレラのように時間が立つと元に戻るのがミソ
偽物が本物を超える恐怖
女優の業
土屋太鳳と芳根京子W主演
2人とも一人二役
半分口裂けの芳根京子がサスペンス要素を醸し出す
土屋太鳳と芳根京子を味あうための作品
意外と2人は思った以上に演技が上手
彼女らが嫌いな人には根本的に向いていない
嫌いになる要素がどこにあるのか僕には全く理解できないし理解しようとも思わない
土屋太鳳顔嫌いという人はまさかこの作品に影響されたのか
アニメ『小公女セーラ』でラザニアの声を担当した声優に嫌がらせをする人も世の中にはいるからな
烏合を巡る二人の醜い争い
烏合とニナを壁際で見届けて泣き崩れる累が印象的
設定として演技がとても上手で無ければいけないのだがそれでも引き受け見事に演じきった2人に拍手を送りたい
土屋太鳳にケチをつけるわけではないが僕には本物と偽物のニナの芝居の違いがわからなかった
脇役では演出家役の村井國夫が特に良かった
サロメといえばやっぱりビアズリー
土屋太鳳のダンスはやっぱりキレキレで素晴らしい
クライマックスの累とニナの最終対決も見もの
あえて苦言を呈するなら累のキャラとしてボソボソ喋らなければいけないのだがそれがとても聞き取りづらい場面がいくつかあった
こっちの耳の問題かもしれないし星の数には影響ない
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