劇場公開日 2018年9月7日

「原作好きな人は是非」累 かさね ハスキーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5原作好きな人は是非

2019年8月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

私自身容姿が悪いので、この原作の漫画は楽しく読ませてもらいました。
コンプレックス故の劣等感、視線の恐怖、妬み、執着心というものが良く表現されていて、その中で口紅という希望を見出し、手段を選ばず目的を果たそうとする累の姿は応援せずにはいられませんでした。
それが映画になるということで、正直期待以上に不安でしたが、素晴らしい出来だったと記憶しています。
土屋太鳳はあまり好きじゃなかったけど、一人二役、演技は上手いが自分に自信のない演技と、演技は下手だが自分に自信のある演技という難しい役割、そしてそこからの変化も上手く昇華させていました。
勿論、芳根京子も同じ役割を演じることになり、土屋太鳳に勝るとも劣らない演技を見せてくれましたが、やはり彼女が累の役割というには美人過ぎる...。とはいえブサイクな女優を起用すれば収益が...ということで、難しいところですよね。
またジャニーズの横山裕がちょっと浮いてました。

ハスキー