「ドロロ」累 かさね Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ドロロ
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原作未読
口から頬にかけての大きな傷にコンプレックスを抱える伝説の女優の娘と、美しいけど仕事を続けることに支障がある問題を抱えた女優の顔が入れ替わる話。
母親から貰った塗って願ってキスをすると相手と自身の顔が入れ替わる口紅とか、伝説の女優の娘と言うだけで娘も超絶演技力を持っているという設定は有りきでストーリーが進む。
仕事への支障というのが明かされない状態で話が始まって行く中、小さな小屋の主演レベルの女優の横柄で偉そうな態度に違和感が募る。
しかも演技が学芸会レベルでそれが問題かと思ってしまったから、その女優が演技指導しているところとかは尚更。
まあ使い分けが難しいのはわかるけどね…。
入れ替わりからの嫉妬とか、そこからのいざこざと乗っ取りとか、設定に物珍しさはないけれど、揉めながらも重なっていく最後の描写は中々良かった。
ただ、極断片的にしかみせていないからわかりにくいけれど、劇中劇でもこの作品の様なドロドロ感を被せてきていてちょっと脂っこいかな。
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