ゴッホ 最期の手紙のレビュー・感想・評価
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映画だけで完結しない
意味わからんと寝てしまい二度鑑賞
期待しなかったがよかった
真相は絵だけが知ってる
本当は字幕版を見ようと思ったけど、時間が合わず吹き替え版を鑑賞。
結果、それが良かった!
静止画面でも常にタッチが動く壁や空気。
字幕を読む煩わしさが無く、素晴らしい画面を堪能したけど、見慣れないベットリとした油絵で描くアニメの世界は、他人の夢の中を歩いてるような変な感覚で、見た後も足元がフワフワしてた。
『夢』と言うとキラキラした感じに近いけど、どちらかと言うと悪夢に近いネットリした感覚が居心地悪い。
水面の反射、麦の揺らぎ、星の瞬き、人の苛立ちや不安を帯びた感情の震え。
素晴らしいんだけど生理的にモゾモゾする。
映画の内容はドキュメンタリーに近く、手紙を届けることで辿る『フィンセントとはどんな人物だったのか?』を探る旅。
自殺だったのか、他殺だったのか?
追い詰めたのは自分か他人か迫る不安か?
憶測は憶測のまま。
それは作品としてどうなの?と思うけど、人物に対して『知らない』と言うのはある『知りたい』と欲求をくすぐられる。
生前は認められず、死んでから評価されたフィンセント。
映画の最後は明るい言葉で〆られてたけど、それも本心だったのか?
たまたま見上げた空の星に心が揺れたのか……。
『何も解らない』それが魅力の作品だった。
大人向け超高度アニメ
優しすぎる
まるでゴッホの油絵の中に入り込んだようだ!
まるでゴッホの油絵の中に入り込んだようだ。ゴッホの描いた絵画の中の人物が、ゴッホの描いた風景の中を動き出す。ゴッホが描いた絵画の人物や風景をそのタッチのままに用いて油絵が動くように映像化して、ゴッホの死因を探るストーリーの、全編が動く絵画の画期的な映画だ!
とても素晴らしい映像だったが、素晴らしい映像美なだけに、ストーリーがゴッホの死因を探るストーリーになっているのが少し残念だった。
このストーリーが、ゴッホの画家としての歩み、例えば、東京都美術館で開催されているような「西洋の絵画とは違うジャポニスムに出会い、影響を受けて、パリからアルルに移り活動する」ゴッホの画家としての歩みを描いていれば、もっと興味深い優れた作品になったことだろう。
ただ、その場合、オランダやパリで生活した頃は、未だ、後のゴゴッホらしいタッチの絵画が少なく映像化が難しいのかもしれない。
それでも、そのストーリーの方が、魅力あるゴッホの画家としての人生を描く優れた作品になったことは疑いがないだろう。次回、続編は、是非、そのストーリーで映画化してもらいたい。
素晴らしい映像と引き込まれる展開
大作に驚き
愛か狂気か
公開初日に上野で見てきました。
映画からのゴッホ展、最高です。
愛か狂気か、そんな文句でポスターが飾られていますが
ゴッホ自身、そしてこの映画の制作陣の愛「と」狂気が感じられる映画だと思いました。
全編油絵なのでアーティスティックな映画かと思えば中身はミステリなので
芸術的空気感や、余韻のようなものはほぼ全くと言っていいほどありません。
なのでそういった雰囲気を楽しみたい方には合わないかと思います。
また時間内でストーリーがこれでもかと駆け抜けます。
字幕で見ましたがなかなか疲れました。
本当は絵の方にも目を向けていたかったのですか厳しい場面がちらほらとあります。
ただストーリーは理解しやすいように作られていますのでそこまで敷居の高い作品ではありません。
個人的に推したいのはやはり絵ですね。
油絵が動く、この体験はなかなか体験できるものではないので是非劇場で見ていただきたいです。
絵をしっかり見たい方は吹き替えで
原作そのまま楽しみたい方は字幕でどうぞ
とにかくゴッホの作品の方々や風景がしれっと登場するのはグッとくるものがあります。
有名なタンギー爺さんも動きます。
あの絵のように。
もうそれが圧巻としか言えないのでゴッホ好きな人は見に行きましょう。
個人的には今年観た映画の中では一番印象深い映画でした。
面白かったです
ストーリーが面白くなさ過ぎかも…
ゴッホの油絵が動くというだけでも見る価値ありかなと思ったけれど、大部分は洗練された動画が展開されていて、味わい深いゴッホの作品を必死にメインに据えようという志向の試みは非常に納得できたけれど、ゴッホの作品そのものが自在に動いているという印象はかなり薄かったように思う。
何よりもストーリーを全く楽しむことができなかった。はっきり言ってしまうと、つまらない…。まずゴッホの作品ありきで強引に展開をつくっているような印象、まぁ至極当然なことなんだけれど、あんなに必死にストーリーを形づくらなくてもいいのに、もっと絵そのもので印象的に、話なんか分からなくても抽象的でいいから、とにかく絵で押しに押して欲しかった…と勝手に思っている次第。
アニメでも絵画でもなく、単なる劇画であって、そのお話が面白くないと、個人的にはなかなか評価できないところ。
感動
ゴッホは短く苦しい人生を歩んだかも知れないけれど、後世の人が幸せになれる絵を沢山残して行った。生前は一点しか絵は売れなかったけど、唯一弟さんは兄の才能を信じ続けて援助し続けたんだよね。画家になってから10年間に残した絵は1000点で、ほとんど離れてくらしてても弟さんと一緒に歩んだ画家人生。ゴッホと弟さんは同じ頃に死んでしまい、弟さんの妻と息子のフィンセントが兄さん絵の評価を広めるのに大きく貢献したんだと。
世界の100名にもなるアーティストがゴッホタッチで参加した油絵で構成されている映画であり、引き込まれるサスペンスストーリーはみんなが知りたいゴッホの真相、人物、ゴッホという画家なのである。やはり彼はそれほど世界中に愛されてる、すなわち愛を持って絵に向き合っていたからこそ人々に愛されているのだ。
ゴッホ!
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