「高知県のPR映画的な色合い濃い作品。」サムライせんせい HALU6700さんの映画レビュー(感想・評価)
高知県のPR映画的な色合い濃い作品。
志国(四国)幕末150周年記念作品として製作された、土佐藩鄕士の勤王の志士・武市半平太が平成の現代にタイムスリップしてきたら?といった題材の漫画の映画化作品。コミック未読、ドラマ版未鑑賞で本作の終映日に慌てて鑑賞に出向く。
タイムスリップものとしては関ジャニ∞の錦戸亮さん主演の『ちょんまげぷりん』(2010年)のドラマチックな内容を越えるほどの筋書きでもなく、今作の武市半平太は現代人の佐伯氏の世話になり、学習塾講師(寺子屋)を勤めながら平成の世を過ごす姿が滑稽に描写されているに過ぎないので、坂本龍馬の登場も何一つも変化を生じさせるものでもなく、全くの謎の人物で終わってしまったりで、かなりイマイチな感は否めなかったですね。
ただ、高知県のPR映画的な作品としての役割はキッチリと果たして機能していたかも(汗)。
救いは、武市半平太役の市原隼人さんの成り切りぶりがなかなか面白い点くらいでしょうか?
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