ゆずりはのレビュー・感想・評価
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予告編に惑わされて失敗
予告編でのイメージは、おくりびと。評価も高いので期待しましたが残念。感動も共感もできないと後は、コロッケさんの演技と左腕の違和感ばかりが気になって最低でした。
ありがとうって素敵ですね
人とのつながりを考えさせられる映画でした。
必ず人に訪れる死をテーマに、見送る人と見送られる人、生き様と一緒に過ごした時間を糧にこれからを生きる人。
病気などで心の準備ができることもあれば、事故などで突発に訪れた別れ、さまざまな別れを丁寧に描き、ご遺族のために真心を込めた葬儀を執り行う葬儀屋、心の交流と慈しみの物語。
別れるときに「ありがとう」っていえる関係って素敵ですね。
悔しかったり切なかったり、タオルが手放せなかったのですが、流れる涙はやさしくて、切ないけれどさっぱりと前向きになれる終わりだったのでとてもやさしい気持ちになりました。
新人葬儀社社員が絡むエピソードが泣かせる
葬儀社の営業部長・水島(滝川広志)は、ある日、社長の松波(勝部演之)から、久しぶりに新人を取ることを告げられる。
面接の4人の中から水島が選んだのは、茶髪で、ピアスをした、いちばん軽薄そうな高梨(柾木玲弥)。
面接のときに高梨が語った、飼っていたインコが死んだことに高梨の心が動揺したエピソードに心を動かされたからだ。
頼りない高梨であったが、はじめて訪れた顧客の家で、彼は喪主の老婦人(島かおり)に親身になって寄り添う姿をみせる・・・
というところから始まる物語で、長年の葬儀社勤めと、かつて妻に自殺されたショックから、心に重荷を背負っている水島の心が変化していく、というのがメインストーリー。
映画の見どころは、コロッケこと滝川広志のシリアス演技・・・ではなく、やはり複数登場する死と葬儀のエピソードだろう。
合計で4つほど登場するが、新人の高梨がからむエピソードがよく、特に、最初に進行をつとめることになる島かおり喪主のハナシが泣かせるし、中盤の、突然、幼い弟が目の前で事故に遭い死んでしまうのに直面する少女とのエピソードも心に来ました。
それに対して、水島がメインで絡むエピソードは、滝川広志の(抑えたとはいえ)鼻につく演技もあって、いまひとつ。
特に、タイトル「ゆずりは」が意味する最後のエピソードは、少々諄(くど)く、赦しの主題が浮かび上がって来ずに残念でした。
とはいえ、観る前の期待レベルは超えており、コロッケ=滝川広志の初主演という冠がなくても、十分な出来だと思いました。
生き方を考えさせられる感動的名作
人と人との縁や死を見つめることで自分の生き方をも考えさせられる感動的名作でした。家族で見ることをお勧めします。コロッケさん(滝川広志さん)、柾木玲弥さん、大和田紗希さんの迫真の演技にも感動しました。
涙活にオススメ
お葬式経験者は自分自身の体験や思い出と重ねてしまうかも。私も家族の葬儀を思い出して「こんな親切な業者さんなんて、いる?」とちょっとイジワル目線で観てしまいました。が、リアリティーを求めるドキュメンタリーではないし、映画としてはこれでよし。涙活にオススメ!お笑いを封印したコロッケさんのシリアスな演技も堪能できます(泣き顔がちょっと五木ひろしに見えましたが、笑)
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