「ドラマ版はよかったのに」パーフェクトワールド 君といる奇跡 ころっけさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ版はよかったのに
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原作ありきであるという事はわかった上で、この映画においては健常者と障がい者の恋というプロットを全く生かせてないと思いました。
事故で半身麻痺になってしまって
「もう一生恋はしない」
と言っていたわりに告白された瞬間サクッと付き合ってサクッとキスする主人公。
いやいや、こいつ多分これまでもこういう事あっただろ。って勘繰ってしまいたくなるくらいノリが軽いです。
ヒロインが主人公のどこにそんなに惹かれたのかも、詳しい描写がないため、単に高校の頃のかっこいい先輩だったから、としか見えません。
2人の間に起こりうる問題に対して努力する描写がないため、
「私たちには乗り越えなきゃならないことが沢山ある。でも2人でなら絶対乗り越えられる。」
という自信はどこからくるのかが謎。
線路に落ちるほど無理してたか?その辺のサラリーマンの方が無理してるよってレベル。
ヒロインの両親も開口一番主人公責め出したりして、なんか色々と考えさせられました。
一応父親から反対された主人公から別れを告げられたり、主人公が命に関わる手術をする的なイベントもあるが、なんだかんだでさしたる葛藤もなくご都合主義的手術成功でハッピーエンドへ。
この辺のスピード感凄まじいです。
杉咲花の語りもイマイチでした。
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