映画ドラえもん のび太の宝島のレビュー・感想・評価
全25件中、1~20件目を表示
4歳の子供が泣いていました
ドラえもん映画の真骨頂ですね。
単純ではない善悪
過去未来にまたがる胸躍る大冒険
迫力ある映像
私が子供のころ見た感動を、その要素を、昇華させていると思いました。
クリエイター陣に多大なリスペクトを抱きます。
ラストでは我が子供が泣いていました。4歳です。このバランス感を描けるのがクリエイターの真髄ですよね。このくらいの「ひねり」は子供も受容できるんです。
私も小さい頃にドラえもん映画「空の王国」を見て、人間の愚かさと、優しさを感じたことを思い出しました。
ただ映画として評価、オススメする場合の難しさがありますね。ドラえもんの枠はちゃんと守っているというか、越えてないんです。クレヨンしんちゃんならば4とか5を付ける可能性がありますが。。。
もっとヒネるというか、子供が楽しめる範囲内で、大人も一部で考えさせられる展開でも良いかなと思いました。
今回の話ならば、もっとエゴに、我が子だけを助けたい敵でも良かったかもなぁという感じですね。そのために他者を攻撃するなど。
まぁ子供は大満足そうなので欲張り過ぎですかね。
良い方向に進化しているので、将来ドラえもんランドが出来ていたら良いなと思いました。ディズニーランド的な。その場合はフジコーランドか。
矛盾だらけなのが気になって入り込めなかった
乗組員には惑星レベルで故郷を捨てさせようというのに土壇場まで一切の説明もなく、連れてくのは何とも知性に乏しそうなおっさんばかり
他の星で価値があるかもわからない金銀宝石をかき集めさせた挙句、最後に21世紀の海にあらゆる時代の財宝をブチ撒いて返したことにする
子や孫に未来を託しておきながらその子供を産む女性は確認できる限り小学生のしずかちゃんを含めた4人しかいない…
しかも計画に賛同しないからって、自分の子供達をいずれ滅びるとわかってる地球に置いて出発しようとする有様
船の設計を嫁がほとんど一人でやってたのは、このシルバーの根本的に雑すぎる性格のせいだろうなと思わずにはいられなかった
最終的に親子のいい話にまとめて泣かせようとしてるのが透けて見えて、かえって白けた
大人も楽しめてしかも子供にわかりやすく噛み砕かれた、優良な「子供向け」作品も多い中、この話は子供ならこの程度でも喜んで観るだろうという「子供騙し」だなと思った
人間の格好をしたドラえもんのポスターが気になる。
オウム型ロボット“クイズ”の存在が面白い。どことなくギリシア神話映画の『タイタンの戦い』に出てくるフクロウ型ロボットをも思い出すのですが、これに海賊や宝島を絡ませている気がする。
太平洋上に新たに出現した孤島。これがジョン・シルバーの作り上げた船だった。しかし、これがとてもSF志向。「ノアの箱舟」計画を実現するため時空を超えて宝物を集め、地球のエネルギーを吸い取って地球外へと逃げるという内容。時計を見ると2250年と2295年とあったことから、ジョンが見た荒廃した地球は2295年のものであり、船で暮らす人々は2250年の未来人であったと思われる。ドラえもんは22世紀に誕生したわけだが、彼が見たこともないハイテク道具を使っていたくらいだ。
ストーリーとしては、しずかそっくりのセーラとフロックの母親が5年前に他界し、彼女が作った船をさらに進化させて箱舟にしようと悪魔に魂を売ったかのように変貌した父親ジョン。家族の愛が感じられ、この辺りは子供も楽しめるのだろうけど、異常気象やエネルギー問題とは対象年齢がかけ離れているような気もする。
そしてドラえもんは自分の時代の道具ではかなわないとみて、力でゴリ押ししてエネルギー吸収を止めようとする。こんなガチンコドラちゃんは珍しい。いや、ちょっと怖いくらいだ。鼻からカルボナーラだ!
テーマ曲は星野源。そして全体的に音楽がとても良かった。途中、ラフマニノフのピアノ協奏曲にそっくりだったことも含めて・・・
WOWOWで視聴しました。
わさドラになってから一度も映画館に足を運んだことが無く、WOWOWみたいにドラえもん映画一挙放送で気が向いたらわさドラ版映画もみる感じで今回もたまたま放送されるということで視聴しましたがイマイチ何を伝えたかったのか分かりませんでした。
わさドラでも、改めてみたら面白かったって実感するのにこの作品はタイトルとテーマを台無しにしてしまっている気がします。
まず、海賊をモチーフにしてる割には海賊要素が少なく感じられませんでした。
海賊といえば南海大冒険がすでにありますが、それに比べるとキャプテンシルバー側の海賊達は何を目的に海賊をしていたのか説明が足りないではないかと。
ただシルバーの我儘に付き合わせられただけ?それにしてはビビの恐れた顔から「この方は凄い力を持ってるぞ」って雰囲気を全面に出しておいて、いざ詳細を知るとただコンピュータを弄ってるだけ…ら
武器を使って圧倒的な力をみせるシーンは特に無し。
コックのロボットとか存在するほどの文明が発達してる海賊船にドラえもんの道具で戸惑っていたらダメだろう…。
唯一海賊らしい要素があるのは冒頭ののび太の妄想と海賊船に変わるシーンと前半でビビ達がのび太達に襲うシーンのみ。
それ以外は宝を探す訳でもなく、何度も奇襲してのび太達を襲うわけでもなく、攫った静香ちゃんを奴隷に利用するわけでもなく島に謎の力が秘めてるわけでもない。 海賊とは…🤔?
道具の説明も、もう少しあった方が良かったですね。
空気砲やひらりマント、通り抜けフープなど毎度おなじみの道具は説明ないのは理解出来るけど、ちょっとマイナーな道具が出てきた時に(なんの効果の道具だっけ…)って思い出すのに少し時間がかりました…。
一番気になったのは、静香ちゃんがセーラに間違われて攫われる点ですが、攫う設定はいいとして、セーラはきっちり海賊船にいるのに攫う意味はなんですかね…
攫うほどに似てるってわりにはあっさり一部偽物って気付かれてるし…いやいや、海賊船にいるんなら二人になって当たり前だろう…アホ海賊団なの?
静香ちゃんもセーラがいたから警戒心が解けるのはまだいいが、海賊船を満喫してるから少しハラハラ感に欠ける、そりゃあ状況が分からないのび太サイドからしたら心配になったりするのは分かりますが全て把握してる視聴者からしたら、(何を助けるんだろう…)と感じる。
せめてフロックとセーラの立場が逆でよかったのでは?とすら思ってしまいました。
例えば、変わり果てたお父さんを嫌いになって逃げ出したらのび太達の船に遭遇して、ビビ達はセーラを連れ戻しに探したらドラえもん達と対面して、煙幕のせいでがむしゃらに間違えて静香ちゃんを連れてきちゃった、の方が辻褄が合う。
フロックは、父親を止めるために研究をしてるとかでも話は進められたと思う…長男なのに妹置いてきたらだめでしょう(;´Д`)
それにこの映画は、誰を一番スポットライトを当てたかったんだろうか。のび太と静香ちゃんなのか、ドラえもんなのか、フロックとセーラなのか、はたまたのび太パパなのか……
静香ちゃんがピンチになった時に鉄人兵団やドラビアンナイトみたいに静香ちゃんだけが敵の目的を知るかと思えば、ドラえもんばかりクイズに答えたり、戦うって時もドラえもんだけ。
申し訳ない程度に刀と射的のシーンがあってジャイアンとスネ夫はボードのシーンだけでほぼ蚊帳の外…( ˘•ω•˘ )
ラストの地球のエネルギーをなくすってシーンですら何が凄くて重要さを伝えようとするのが下手だった。
せめて、シルバーが自分の目的がどうなるのか、のび太達にモニターかなんかで見せた後に目的を実行したら分かりやすかった。
そして、クイズ。クイズってよりなぞなぞに近いのは良しとしてクイズが解決方法を知ってたんなら最初からシルバーを止められたでは…?色々疑問だらけですね🙄
この映画は、変わりにタイトル付けるのなら宝島ってよりクイズの島ってタイトルの方がしっくりくる。
子供向けなので多少のご都合主義などは気にしないで楽しめられますが海賊という画材はいいし、映像ものぶドラ版に近くてコミカルでテンポはいいのに矛盾と説明不足なせいで、台無しで本当に本当に残念な映画でした。
予告編は期待度高かったのに…。
まさかの結末にモヤモヤ
子供向け映画にとやかく言うのはどうなのって観る前は思ってました。
映画のみどころはストーリーだけじゃないしね。
一応ちゃんと泣いたよ。
でもこれでは話にならない。
文字通り、「お話になっていない」んだもの。
のび太たちの宝物
ドラえもん映画38作目。
興行収入も観客動員数もシリーズ最高を記録。
今年のドラえもん映画は公開前からいつもより話題になり、盛り上がっていた感があり(WOWOWでのドラえもん映画一挙放送企画はメチャメチャ嬉しかった)、ここ数年間でも最も興味惹かれた。
『宝島』に夢中になり、またいつものように宝島を見つけると言い出すのび太。
ドラえもんの道具で…ビンゴ!
そこは、太平洋上に突如現れた新島だった…!
序盤の話の始まり方~神がかりな的中率で宝島を見つけるまで、ベースになった原作エピソードがあった。
出来もしない事を言い出すのび太。出来なかったら、鼻でカルボナーラを…ここら辺、『恐竜』を彷彿。
脚本は、『君の名は。』などを手掛けたヒット・プロデューサー、川村元気。自身のドラえもん愛を感じた。
いざ、冒険へ!
遂に辿り着いた島は何と、“島”ではなく超巨大な海賊船。
過去・現在・未来を行き来する“時空海賊”だった…!
その内部は、居住施設や娯楽施設など小さな島か街が丸々一つ入ってるようで、超ハイテクで近未来的なデザイン。こういうのはワクワクさせる。
1998年の『南海大冒険』のような海洋アドベンチャーかと思いきや、近未来要素やクライマックスは宇宙へ飛び出そうとするなど、川村元気が様々なドラえもん映画のエンタメ要素をこれでもか!…というくらい、てんこ盛り。
怒涛の展開もスケールも、ドラえもん映画の中でも屈指。
海賊にさらわれてしまったしずか。
のび太たちは海を漂っていた彼らの仲間と思われる少年を救出。その少年・フロックの力を借りて、しずかを助けに向かう。
一方のしずかは船の中で、自分そっくりの少女・セーラと親しくなる。
子供だからこその友情、勇気、彼らが出来る事…。
時代と共にドラえもん映画も変わっていくが、唯一それらだけは変わらない。
フロックとセーラは兄妹。
父が居るが、その父というのが、この巨大海賊船の船長。
が、父との関係は…。
今回、父子がテーマの一つ。
ドラえもん映画なので最後は感動を誘う。
昔なら巨悪が居てそれを倒すというのが定番だったが、単なる勧善懲悪ではなく、いつの頃からかドラえもん映画の悪役像も変わってきた。
父のシルバー船長は恐るべき計画を企てていた…!
妻を失った悲しみがきっかけ。
妻に子供たちとその未来を託されたが、意味を履き違えた暴走ぶりは最後まで解せなかった。
川村元気の脚本は強引な点や難点もあったものの、総じて上々。
前作の『南極カチカチ大冒険』はビミョーだったが、今回は面白かったと思う。
話題で持ちきりの星野源の主題歌も良かった。
(にしても今回、OP主題歌がナシだった事にびっくり。ドラえもん映画初!)
のび太たちが宝島で見つけた宝物。それは…
子供だからこその冒険、友情、成長、感動…。
ドラえもん映画王道の楽しさであった。
なんと!こんなに面白いなんて!!
世間ではコナンで騒いでましたが、このドラえもんは今までとひと味違う。通常のアニメなら、ジャイアンとスネ夫の勇姿はあそこまで描かれなかっただろうけど、今さくはきちんと描いてくれた。ただのフェードアウトにしなかったのが素晴らしい。
また、南極カチコチ大冒険で感じた「もっと見たい」「もっと冒険のくだりがほしい」という欲望を今作は叶えてくれました。子供たちだけでなく、ドラえもん好きの大人にこそぜひ見てほしい。
大人も楽しめる
アニメとしての時間は少し長めですが、飽きずに見れます。ひみつ道具の説明をあらかじめしてから終盤で使ったりして、子供にも理解しやすいです。個人的に星野源さんの挿入歌がとても良かったです!
いろんな時代が混じった宝島
潜水艦の雰囲気から、宝島よりジュールベルヌの海底二万里を思い出しました。個人的に憧れの乗り物だったから尚更かも。
家族との距離感のもどかしさ、嘘と本音が良い味出してました。特に父親の心情が強めに描かれていて、共感出来たお父さん達、沢山いたのではないでしょうか。
それから、本作ではミニドラがとても良く働いてましたよ。たくさん褒めてあげたかったのでココに記します。良く頑張った!
既存の物語から、現代ののび太君や子ども達が冒険に対して素直に憧れを抱く姿。非常に眩しかったです。ぜひ同じような気持ちで楽しんで頂きたい作品です。
超人になったのび太
子どもの付き添いで、十数年ぶりに映画館で、劇場版ドラえもんを観に行きました。なんかがっかりでした。がっかりな理由を3つ書きます。
①涙・泣き顔の押し売りが少々鬱陶しい。
作り手が作品に込めるメッセージをキャラクターに代弁させることなどで、どうぞ泣いてくださいという場面を作り出すのは、「STAND BY ME」のドラえもんくらい、しつこかった気がします。ただ、昔のドラえもん作品にもそれなりにあったかなと思ったので、そこまで本作の評価を下げはしなかったです。
②格闘アニメ界に転向したら、のび太君?
この点が、本作品の評価をがくっと下げた一番の原因です。昔のドラえもんでは、確かに主要キャラは活躍していたと思います。TV版では見せない人間的な側面、そして各々の成長が垣間見えるから、いずれのキャラも光っていたんじゃなかったかな~。他にも、ドラえもんのひみつ道具のおかげで活躍しているシーンは魅力でした。魔界大冒険、西遊記、夢幻三剣士、創世日記などなど、ひみつ道具を使いこなすことでのワクワク感がありました。ひみつ道具を使いこなすシーンは、本作でもそこそこあった…でしょう。
でも、今回の、特にのび太の活躍で解せなかったのは、映画終盤にドラえもんを助ける際、“素手”だったことです。ドラえもん世界の中で考えても、従来の、のび太像を変えてしまったように思えました(確かに、テキオー灯をちらつかせていたシーンはあったけどねぇ…)。この点は、どなたかが書いていた、ひみつ道具に関する説明がほとんど無い見せ方によってもたらされたのかもしれません。ちなみに、のび太がドラえもんを助ける前にも、ドラえもんが巨大なエネルギーに立ち向かっていくシーンがありました。どなたかが書いているレビューにも、ドラゴンボールのようなだという感想があったと思います。魔人ブウに立ち向かう孫悟空と重なってしまいました。
③星野源もいいけど…
本作のエンディングテーマが流れた瞬間、示し合わせたかのように、子どもたちが歌いだしたのには驚きました。ドラえもん作品のエンディングテーマといえば、武田鉄矢や西田敏行の印象が強く、子どもたちがこぞって歌いだすような曲ではなかったものの、なぜか心に残るメロディー・詩だったのですが…星野源は嫌いじゃないんですけどね。ドラえもん全般に当てはまる詩であって、別に本作品のエンディングテーマにしなくても良かったんじゃないですかね。エンディングテーマの選出が、作品の内容如何に関係なく行われているようで、劇場版ドラえもんの位置づけが変わってきたのかなと少し悲しくなりました。
まあ、要するに、過去の劇場版ドラえもん作品を観た記憶を美化する歳になったんでしょう。
いい話し
いい話しだよ、との話しを聞き見てみようかと。いい話しだったし、ちょろっと泣けた。
子供向けの作品なので、あーだこーだは別にない。
映画が終わって劇場が明るくなった時、一つ隣の席の女の子が、ウルウルした目で鼻をグスグスさせながら、お母さんの膝の上で「もっと見たかった…」と呟いた。
それが全て。
う~ん、モヤモヤ!
映画館で見てきました!
ネタバレあります。
旧ドラ大好きです。
突っ込みどころも多くつまらなかったです。
敵もよくわけわからんし、のび太くんの名言みたいのがちょっとな~~。
泣かせようとしてる感があるのですが、その土台が。。友情といってもなぁ。
ポケモンとかならこのストーリー面白いかもしれないけど、ドラえもんではないです。
ドラえもんの存在感が薄い。
しずかちゃんが、さらわれてる感がない。
しずかちゃんもっと強い女の子だしさ。
そして、みんなは心配しなすぎだろ!(笑)
旧作では、海や地球の少し不思議な要素や説明が沢山だったのに、全くないし。
南海大冒険は感動だったのに!!
最後の方ドラゴンボールかと思った。
ジブリというかラピュタとかの宮崎駿の雰囲気好きだったなぁと思う人が、ドラえもんをつまみながら、近未来的な良い話をかこうとして、合間に可愛いもえもえのしずかちゃんを出したみたいな感じでしたね。
ドラえもんが、全然魅力なくて
狸じゃない!って言ってるシーンしか記憶にない。
ハイテクなメカや都市、戦いのシーンとフレンチトーストを描きたかっただけというかんじ。
来年は見に行かないかな。
子どもなら見たいとは思わない
南海大冒険を観て、期待して観に行くのであれば
おすすめはしません。
テーマは家族愛をベースに感動モノを主体としてるので
THE☆悪 といったキャラは出ません。
まず海賊になる意味があったのか。
未来からきている設定であれば
海賊のいない現代で海賊の格好をしているのであれば
目立って無意味なのでは?
とくに現代の客船を襲う描写もなく
ただ島の中で海賊の格好をしているだけなので
島の住人の海賊らしさもあまり伝わらない。
宝をかき集めていた意味があったのか。
最終的には地球のエネルギーを吸収するのに
なぜさっさと集めずに宝を集める必要性があったのか。
エネルギーを集めたら地球はどうなるのか。
(たいへんなことになるとしきりに言ってたけど具体的にどのような原理でどうなるのか)
目立たないよう
海底に潜れるのにあえて
見つかるリスクを冒してまで
宝島を見せた理由は?
海賊たちはどこからきて
目的が果たせなかったあとは
これからどうするのか。
ここら辺設定がよくわからなく
過去作品の設定を組み合わせてちぐはぐな状態
になっているのではと思った。
また最後の父親と息子のやりとりは、
母親がプログラマーなら
妹がプログラムを学ぶ設定にして
父親は折角海賊の格好してるんだから、
元は剣術にたけてるような設定にしといて
息子が時間稼ぎで父親と闘ってる間に妹がプログラム解除するような展開の方が妹も
活躍できてよかったのではと思いました。
(格好は海賊なのにやたらインドアな戦いで何のための設定やら…)
敵キャラのやりたいこともよくわからないし
子どもと和解したの?できたの?
といった感じで消化不良。
とくに伏線らしい伏線もなかったし
海賊で設定する重要性はあまりなかった気がする。
海賊っていう設定は夢があるはずのに
冒険する描写やアクションシーンが
短いわりに敵の回想シーンがやたら多くて、
ストーリーのわかる大人なら感動するのでしょうが
子どもにとっては果たして
夢がつめこまれた作品なんでしょうか。
お約束懐かしくて熱い!
時間がちょうどよかったので思い付きで鑑賞。星野源の主題歌だけは認識していた。平日の昼間、他には父と子が2組がいて、そこに成人男性一人という少し異様な空間だった。基本的にはお約束のネタが満載で、ちょっとしたギャグで笑って観れて楽しかった…。
日常から宝島へ向かう流れがスムーズで、熱くなる。アニメーションが美しい。お約束だらけで道具の説明も飛ばしながらがちょうど良かった。マッドマックスのようなどこかへ向かって行く展開とそれらしい海賊のデザインも好きだった。なぞなぞで冒険のヒントをくれるオウムのクイズもかわいかった。フレンチトーストが以上にうまそうだった。水をかき出したり舟をこいだりするミニドラがかわいかった。
特に、しずかちゃんが誘拐されて、のび太が真っ直ぐに助けなきゃって動き出すのに感動した。一度離れたジャイアン・スネ夫が助けに合流してくる展開も熱かった。
しかし、どうしても良かった点だけでは語れないなと思う。総評としてはコンテンツ力及び懐かしさ・お約束ギャグの愉快さ・デザイン性・アニメーションクオリティ等々を尊重して【4.0】にしてみるけど、個人的に感じたテーマ性と星野源の使い方を加味するともう少し下げたい…。
おそらく本作のテーマ、家族愛、特に父と子の関係性について。のび太とパパの関係性も絡めてあったが、取ってつけたような重みしか感じられなかった。シルバーとフロック・セーラに関する情報が出てくるのが遅いためだろう。
星野源の挿入歌の使い方がもったいない。セリフにかぶせっぱなしで、両方が立ってなかったように見えた。主題歌は単体では好きだけど流れが良くなかった。無理矢理くっ付けた感じが嫌だった。
脚本・川村元気さんを少し調べて驚いた。企画やプロデュースなど関連作品は、2005年電車男から告白、悪人、モテキ、おおかみこどもの雨と雪、寄生獣、バクマン、君の名は。、怒り、何者等々…。こんなかっこいい人いるのか。あるインタビュー記事では、ヒット作に方法があるなら避けると…映画ファンとしての自分の観たいものを作るんだと。いや、本作含めここに挙げた作品も、あえて言うならジャンルが当てはめやすい。新規性があるとはいいがたいように思う。人気女優さんとか監督とか映像表現とか旬さはどれもある。どれも熱量が高く、展開がてんこ盛りで、そういったものを成立させるのはやはり賢いんだろう。んー、いけ好かないというところで、今の日本映画界に欠かせない人だろう。
本作鑑賞の翌週、ディズニーピクサー新作「リメンバー・ミー」を鑑賞。奇しくもテーマは家族の大切さ。題材はメキシコの伝統行事死者の日そして死者の国。あと、音楽の力。どうせ面白いんだろうと思ったら、やっぱり面白い。テーマ・メッセージ性について物語が純化してて良い。あと、音楽の存在。ミュージカルだから使い方は特殊だけど果てしなく良かった。
これらの観点から本作について言えば、もっと徹底して家族愛にした方がよかったんだろう。宝島に向かう動機に家族愛が絡んでないのが物足りなさだろう。個人的な願望だが、君の名は。のradwimps楽曲のもはやMV的な使い方で星野源を挿入してほしかった。何なら前半にほしかった。「ドラえもん」ってタイトルの曲を作らせといて使い方に愛がないなと思った。実際、脚本の完成と楽曲の完成のタイミングが問題だったかもしれないが。スネ夫の「どどどどどっドラえもーん!!」っていうセリフはぐっと来た。
ドラえもん映画新シリーズにおける新たな名作の誕生
今年のドラえもん映画は当たり。新シリーズになってからのオリジナルストーリーにおける新たな名作の誕生と呼んでもいいのではないだろうか?初期の名作と並べても遜色のない仕上がり。こういうのを待っていた!
今回の悪役(厳密には悪者ではないのだけれど)は、「クレしん映画」の悪役を思わせるような人間味。ただの勧善懲悪で済ませないあたりも、どことなく「クレしん映画」風味な感じもちらほら。しかしながら、映画はしっかりと「ドラ印」になっていて、5人の冒険のワクワク感に加えて、5人それぞれの個性を活かした存在感をしっかりと出されていて、5人全員が揃うことでストーリーがしっかり構築されているのが嬉しい。加えて出来杉くんにミニドラも出てくるオールスターっぷり。これならドラミちゃんも出てきて欲しかったなぁ、なんて。
新シリーズになってからもドラえもんは大好きで、リメイク作品は過去の作品を現代に置き換えて新たな名作に変換することに成功していたものの、オリジナルストーリーになると途端に手垢のついたようなストーリーを二番煎じしたようなものばかりになってしまい、苦々しい思いを何度となくしてきたけれど、今回はひとつの収穫。ドラえもん映画のスタンダードを踏み外すことなく、マンネリになりそうな物語でもきちんとブラッシュアップさせることで、「ドラ印」輝く新たな名作が出来るという心強い証明になったと思う。
期待しすぎたかな…
宝島というテーマは一見シンプルそうに見えてとても難しい…という事を感じさせられました…。
すごくワクワクしていたのですが実際みてみると私がみたかった宝島ではなかったです。途中まではワクワクしたのですが!
親子愛というテーマが後半に向けて一気に押し出されていてそれに向かって様々な事がこじつけられている印象を受けました。あまり冒険している感じはなく、ボスキャラの目的など意味不明で、唐突に出てきたノアの箱船計画…など、「は?」て思いました。飛躍しすぎじゃないでしょうか。
私の勝手なイメージかもしれませんが、宝島のイメージというとパイレーツオブカリビアンのようなものだったので、そのようなシンプルな宝島をどらえもんでみたかったです。
各時代の財宝を集めている、島全体が海賊のコミュニティ、魅力的なキャラクターなど設定などは良かったので何だか惜しいな…という気がしました。
魔界大冒険や、日本誕生のリメイク作品がすごく丁寧かつクオリティが高かったので感動したのですが……。
テンポはいいのですが色々端折りすぎですよね…。出てきた道具なんて早すぎて覚えてもいないです。
作品として、題材が好きなテーマだっただけに期待値が高すぎた分、残念に感じてしまいました。
度を越えた親子喧嘩
ドラえもんは、子どもの頃からのファンであり、藤子不二雄先生の作品を全巻読破して居ますが、原作者の心を理解して居るのかを問う作品ですね。
テーマが親子喧嘩にスポットをあてて居るのに、大切な場面を端折り過ぎて居ます。
放映時間を配慮して居るので仕方のない事も分かりますが
カットするならば、削除しても良いシーンも有りましたね。
過去最高の駄作
ネタバレあり
みんな面白いと書いてたりするけれど、前席に座っていた小学生の男の子たちが、終わった後に言った話し合っていた言葉が、「ねぇ、どこが面白かったの?」。これに尽きる。
歌スキップ。
道具の説明スキップ。
細かな描写スキップ。(着地して、安全確認などする描写などのスキップし、次の場面に移動することしばしば)
何故か過激な描写はスキップせず。
昔の作品では、「ドラえもん、そんな説明はいいから、早くなんとかして」という、のび太の願いがあったけど、その願いは果たされたようだ。
面白みにかけたのは、はしょりすぎた監督と、盛り込みすぎた脚本家の問題なんだと思う。
簡単にまとめると、ラノベをアニメ化したら肝心の部分が省略され続け、原作ファンの説明がなければ一切イミフな映画だと思う。特に秘密道具は、予備知識集をもっておいた方がいい。
とにかく時間内に無理矢理収めた感、半端なかったし、小さい子供向けではなかった。描写的にも小学生高学年より上かなと思う。
でも、歌だけは良かったので、星つける。
よかった
前半で突然お父さんに対してのび太が、全然僕の話を聞いてくれないと怒り出す場面があり、なんともとってつけたようだなと違和感があった。後にそれは伏線として回収されるのだが、まさにそのためにとってつけた場面だった。ゲームのイベント的に事件や登場人物が設定されている感じがして、物語としてどうかと思った。
途中、けっこう退屈でウトウトした。クライマックスのアクションは迫力があって目が覚めた。
3歳の子供と見に行って前半は「すぐ終わる?」と何度も言っていたが、後半は集中して見入っていて、終わると「面白かったね」と嬉しそうにしていたのでよかった。
古い人間なので、ドラえもんの甘ったるい喋り方やのび太のオーバーリアクションに違和感があった。
全25件中、1~20件目を表示