「【舘ひろしさんの今までのイメージを払拭して演じた姿にビックリし、国内外での受賞にビックリした作品】」終わった人 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【舘ひろしさんの今までのイメージを払拭して演じた姿にビックリし、国内外での受賞にビックリした作品】
トレンディー俳優の最先端をある時期、走って来たお二人(舘ひろしさん、黒木瞳さん)が長年連れ添ったけれど、距離感が出てきている夫婦役を演じている。特に舘さんがわざわざお腹に詰め物をしてポッコリ感を出し、猫背で歩く佇まいにはビックリ。
しかしながら、それでも滲み出てしまうステイタス感に馴染めない人も
いた感があり。(世間一般基準から言えば、退職時に部長級になっている時点で(嫌な言葉だが)勝ち組であるし、奥さんが美容院を経営している点でも経済的に何の問題もない筈であるし、設定が甘い。)
それでも、田代壮介(舘さん)が、故郷盛岡に戻り同級生たちに心情を吐露するシーンは沁みるものがあり、”生きている限り、終わりはない”というメッセージは伝わった。
ホラーのイメージしかない中田秀夫監督が自ら志願してメガホンを取った作品。
<舘さん 第42回モントリオール世界映画祭最優秀男優賞受賞、更に第61回ブルーリボン賞主演男優賞受賞おめでとうございます。各ニュースには正直ビックリしました(すいません)。映画を拝見した者としては素直に嬉しく思いました。>
<2018年6月12日 劇場にて鑑賞>
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