茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWNのレビュー・感想・評価
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神木隆之介&野村周平が主演する超絶豪華な再現ドラマは必見
神奈川県茅ケ崎市。サザン通りという名称がある通り、「サザンオールスターズ」の桑田佳祐の出生地である。桑田の同級生である宮治淳一が、桑田への還暦プレゼントとして自主制作を思い立ったのがきっかけ。人類学者の中沢新一が茅ヶ崎という土地を紐解いていくパートも興味深いが、学生時代の宮治と桑田を描く再現ドラマが豪華。宮治を神木隆之介、桑田を野村周平が演じているのだが、ほかにも豪華キャストがずらり。さらに加山雄三がインタビューに登場したり、桑田の姿も…。ドキュメンタリーであって、ドキュメンタリーではない、不思議な映画に仕上がっている。
ブラタモリと家族に乾杯である。ウチの近所をブラブラしている。 タモ...
ブラタモリと家族に乾杯である。ウチの近所をブラブラしている。
タモさんいわく、家族に乾杯は平面でブラブラして、ブラタモリは垂直にブラブラしているのだそうだ。この映画はそのどちらもやっている。宮治淳一さんが鶴瓶で、中沢新一さんがタモさん。テンプレと予定調和が心地よい。
世界ふれあい街歩きとか、ドキュメント72時間とか、火野正平のこころ旅とか、つい見ちゃうんだけど、なにも起こらないんだけど何かあって、どこも同じなんだけど、少しちがう。
中沢さんは30年前と言ってることは変わらないし、桑田さんも30年前から変わらない。見た目こそ30年の齢を重ねているけれど、当時それぞれの領域で旋風を巻き起こして、いまもなお、押しも押されもしない。変わらないけど、昔の名前だけでは出ていない。
いまラスベガスでもっとも集客力があるのはロッド・スチュワートだそうだ。ちなみに2位はストーンズ。世代別人口のボリュームのある層を押さえているからだけど、離れさせないことがすごいことだし、その子どもや孫まで引きつける。超人だな。
なにがしたかったのかわからない
数々の著名な芸能人を産んだ街、茅ヶ崎。その秘密について地理的、歴史的な視点で識者が紐解いていく「ブラタモリ」的展開…かと思いきや、それらしく単純にまとめられてしまっていて期待外れでした。
人類学者の中沢新一さんや加山雄三さんを登場させて、作品に箔がついたように見せていますが、「桑田佳祐は凄い」という結論に誘導していくだけのもののように思えてなりませんでした。
また、ドラマパートも実力のある役者さんを起用しておきながら、主要ターゲットであろう中年層へのノスタルジーを煽るだけのような展開で、再現度や登場人物の心情は完全に後回しでした。さらに、中途半端なファンタジー要素を盛り込んでいるせいで伝えたいことが余計に見えにくくなっています。
桑田佳祐さん、そして茅ヶ崎の街を本当に愛している方にのみ、おすすめできるものだと思います。
馬鹿なほど桑田佳祐を礼賛する駄目映画!
まず第一声!コラ金返せ!
桑田佳祐礼賛映画なら桑田の写真をチラシかポスターに載せろ!
大きく出ている宮治淳一の顔があまりに味があり過ぎるし、中沢新一の笑顔も素敵だ。
BABYMETALファンの加山雄三にも親近感が湧くし、神木隆之介と野村周平も嫌いじゃない。
しかし本作の真の主役は筆者の大っ嫌いな桑田だろう!
桑田が出るなら絶対に観なかったのに…
桑田礼賛色が強過ぎてドキュメンタリー映画として態をなしているとも言い難く、ドラマ部分もやたらと安っぽい。
こんな映画に1800円を払わされてしまったことにガックリくる。
ただし観たおかげで思いっきり本作をぶっ叩けるのは良かったかもしれない。
元々は桑田佳祐もサザンオールスターズも好きでも嫌いでもなかった。
しかしライブで冗談半分とはいえ、天皇陛下を馬鹿にする真似をした上いかにもいらないかのように紫綬褒章をオークションにかけるという態度を映像で観た時は心底怒りを覚えた。
政治信条があって受賞を辞退するなら理解できる。
それなら逆に立派だと感心すらしたかもしれないが、桑田が左翼的政治信条の持ち主ならこの態度は卑劣であり、そういう信条すら持ち合わせていないノンポリなら単なる常識知らずの馬鹿である。
もらっておいてその態度はなんだ!たかが一歌手の分際で何様だ!このクズが!
なんて思ってはいけないが、筆者の中で桑田は、いくら偉大なアーティストだろうが、日本国民としてはどうしようもない人物になり下がり大っ嫌いになった。
その後ことの重大さに気付いて謝罪したらしいが、意気がった代償は高く付いたというところだろうか?
桑田を高校時代から良く知る宮治がおらが町の英雄である桑田を評価するのは良くわかるが、山梨県出身である人類学者の中沢に桑田をあそこまで持ち上げさせるのはちょっと気持ちが悪い。
レコードが山とあふれる書斎ならぬ「録斎」でパソコンに向かって執筆を続ける宮治や、「アースダイブ」という自身の手法を用いて烏帽子岩から始めて茅ヶ崎の歴史を語り続ける中沢はなかなか興味深い。
寒川神社の神紋が三つ巴で波を表していたり、厳島神社や住吉神社の神紋も同様であり、浜降祭の神輿は分霊箱と同意義であることや、裸弁天の由来など蘊蓄満載である。
ただ芸能や音楽の神である阿曇磯良に桑田をなぞらえるのはいかがなものか。
そもそも日本の神様の中心である天照大神の子孫が天皇である。
その天皇をまともに敬うこともできず「売国奴」や「非国民」とまで言われてしまった桑田にそんな資格があるのだろうか?
ただ中沢が言った「不埒な日本人」に桑田が物凄く悪い意味で見事に当てはまってしまうのは、随分な皮肉になっているなと笑ってしまった。
またドラマ部分の賀来賢人演じる鎌倉権五郎景政と須藤理彩の扮した裸弁天の登場はなんだったのか?
先生役の安田顕が意味もなく生徒の頭を出席簿ではたくのには笑ってしまった。
最後に桑田が歌を披露するが、還暦を迎えて随分と顔が崩れたなという印象を受けた。
紫綬褒章の件で叩かれてやつれた結果なのか、加齢に伴う生物的な劣化なのか、よくわからないが、筆者にとっては単に嫌いな人物がスクリーンに登場してただ不快なだけだった。
正直なところ本作は桑田やサザンのファン以外には全く需要のない映画である。
ちょっと豪華な自主映画。
期待していたほどでは、ありませんでした。
早々に終了してディスク化した方が、売れる気がします。
(ごく限られた上映館・期間で、観れなかった方が多いと思うので、その方々を狙って)
箔付けに
アースダイバーで有名な中沢新一氏を起用しているのですが、
それが失敗ですね。
ちゃんと調べた上でのコメントなのか?
(何やら超テキトーに言ってる感じを受けます)
作品に媚びてのコメントなのか?
(桑田佳祐を持ち上げてる?)
と思えたりして、本当に不要でした。
歴史などをすべて中沢氏だけに語らせるのではなく、
その方面に詳しい人を複数出した方が、もっと深みが出て良かったはずだ。
と思えてなりません。
色んな意味で中途半端
基本的に桑田佳祐をよいしょする映画で、茅ヶ崎についてはまあオマケという感じでした。それならそれでもっと桑田推しを前面に押し出せばファンムービーとして十分楽しめたと思うのですが、中途半端に中沢新一にアカデミックな事を喋らせたりして、「茅ヶ崎物語」というタイトルへの体裁を整えた分、結果的に散漫な印象になっています。中沢氏の解説も前半は興味深いものがありましたが、途中からは我田引水と言うか、適当に調子いい事言ってるなーという感じでした。
ドラマパートも、桑田ファンでない人にはなんじゃこりゃという代物ですし、生粋の桑田ファンにはかなり温い内容で、どの辺に向けて作ってるのか、疑問が残ります(ヤスケンとブルマは評価しますが)。
茅ヶ崎発の音楽性に言及し、烏帽子岩にまで上陸しておきながら、歌う2曲がいずれも洋楽なのもちょっと解せないですね。結局、「俺たちは60~70年代の洋楽が好きだった」という、ごく狭い世代に向けて作られた映画だったのかなと。・・ダシにされた烏帽子岩さんは怒ってもいいんじゃないでしょうか(笑)
視聴してる間の劇場内の雰囲気はアットホームで、やけに連帯感を感じる空間だったのは印象的でしたね。
田舎自慢のファンムービーです
ドキュメンタリーにもなっていない”田舎自慢”。茅ヶ崎出身の有名文化人・芸能人を担ぎ出して、"茅ヶ崎自慢"を展開するプライベートビデオである。
映画にもなっていない作品ながら、桑田佳祐ライブパフォーマンスが2曲撮りおろされていることで、SASファン必見になっている。ライブは、茅ヶ崎のシンボル"烏帽子岩"に上陸して、「Money (The Beatles)」と「Blue Suede Shoes (Elvis Presley )」を披露する。
本作は、2017年の第6回茅ヶ崎映画祭でプレミア上映され、7月に一部劇場で特別上映された。今回は桑田佳祐のソロツアーに合わせてライブの行われる各地で、さみだれ式に限定公開される。
企画したのは、桑田佳祐の幼馴染みで、親友でもある洋楽ポップスのプロモーター宮地淳一。
手法としては、"茅ヶ崎"土地考察において、人類学者の中沢新一を引っ張り出すなど、まるで"ブラタモリ"か"タモリ俱楽部"である。故郷を想う気持ちはあっても構わないが、こういうのは"アド街ック天国"くらいにしておいてほしい。
加山雄三の古い映像(若い頃の奇跡的なカッコよさ!)と、現在の本人インタビューがあるほか、茅ヶ崎ゆかりの有名人を並べて、"凄いだろ"と言いたいようだ。大都市は出身者が多すぎて、そんなことしないだけ。とくに茅ヶ崎が音楽的に優れた人を輩出しているわけではないのに、恥ずかしい論を展開する。
映画ファン的に楽しめるとしたら、宮地と桑田の学生時代の再現ビデオを、神木隆之介(宮地役)、野村周平(桑田役)が演じていること。これはSASの事務所がアミューズということで、所属のトップ俳優に出演させただけ。なんなら、アミューズには福山雅治や佐藤健もいるし。神木ファン、野村ファンにもおススメ。
配給が、"ライブビューイング・ジャパン"というところが変わっている。先のソロツアー帯同の上映という形だからなのか、上映時刻も夕方からと、これもその関係だろうか。
(2017/9/16 /TOHOシネマズ六本木ヒルズ/ビスタ)
ますます好きに♪
全然どんな映画かリサーチもせずに観に来たのだけれど、
ドキュメンタリー映画で、メチャクチャ良かった!
途中の再現映像での、
神木隆之介くんも、野村周平くんも良かったし、
最後の桑田さんのライブ映像も!
メチャクチャ格好良かったぁ~♪(*≧∀≦*)
ますます桑田さんが、サザンが好きになった♪
チケット取れて、観に行けて、
本当に良かった♪ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ドキュメンタリー映画初心者の私でも楽しめました(笑)素晴らしい作品です。
限定上映なので、ネタバレ防止のため限定上映終了後のレビューとさせていただきました。
人類学者の中沢 新一さんの神話や伝説などとその土地のかかわりを数万年規模でさかのぼっていく「アースダイブ」という手法で茅ヶ崎を探る映像はブラタモリ感覚で観れて茅ヶ崎の名前の由来や、神様のお話など、あまりドキュメントを観ない自分でもとてもわかりやすかったし、多くの文化人有名人を輩出する茅ヶ崎の秘密をこちらも茅ヶ崎出身の超有名人加山雄三さんと宮治 淳一さんのインタビューなど茅ヶ崎のゆかりのある有名人のインタビューと懐かしの映像で構成されるドキュメントは中身が濃くてじっくり観れて面白かったです。
茅ヶ崎には芸能の神様が多いことや浜降祭の誕生の歴史のお話と桑田さんのラジオでちょっろっと話していたお祭りの映像をすごい映像を初めてみて、迫力のすごさは驚きました。私も、お神輿を見るのは好きなほうなので、生で観れたらすごいだろうなぁ~~でも北海道民の私も北海道の祭りも負けてられないと改めて実感されられました(笑)
そして、桑田さん(ドラマでは野村 周平さんが演技してます)と宮治さんの学生時代の脚色ありすぎの再現ドラマは笑いもエロさも満載だけど、いい友情ドラマでした。
すばらしい、役者メンバーがそろって、北海道からも宮治さん(ドラマでは神木 隆之介さんが演技してます)の学生時代の先生役でご存じ安田 顕さんも出演しており、豪華メンバーの再現ドラマでした。
この作品の一番のお気に入りはやはり、クライマックスシーンでした。神降臨でかっこよかったです。
3日間とは言わずにロングラン公開で、みなさんに知ってもらいたいです。早めのブルーレイ&DVD化を希望いたしますぞ。
よかった!
茅ヶ崎の歴史や桑田さんの学生時代の初ライブの再現ドラマ…ファン必見の映画でした★
最後は桑田さんの声とコラボライブですごく楽しめました〜!
桑田さん最高です(*^^*)
桑田佳祐ブァンは楽しめる
京都に住んで56年。
海のある生活にあごがれ、ブレッド&バターを知り、関西でのライブはもちろん、江ノ島での地元ライブにも何度かお邪魔してます。
サザンビーチで泳ぎ、鎌プリにも泊まり、パシフィックホテルの跡地にも行き、浜降祭も見に行きました。
ミーハー湘南ファンではなく、湘南での生活を夢見る俺にってこの映画は、非常に興味あるものでした。
茅ヶ崎という土地の成り立ちや、文化を産む背景を知ることが出来て、また行ってみたくなりました。
ただ、ブレッド&バターのコトやパシフィックホテルのコトをもう少しだけ、取りあげて欲しかったです。
贅沢を言うなら、インタビューと「あの頃のまま」をワンフレーズでも……
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