パーフェクト・レボリューションのレビュー・感想・評価
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満足!満足!
リリーさん主演映画。
観たくて観たくて。ようやく鑑賞。
物語は実話を基に、、、とのこと。
こんな素敵な恋愛映画、観れてよかった!
リリーさんの演技は大好き。ってかなんであんなにカッコいいのかね。モテ男のオーラが出過ぎてて。
もうその笑顔が大好き❤ただただ、見惚れちゃう。
清野菜名さんは演技は大しておぉ!と驚くところはないのに、あの可愛い笑顔が見られると、わぁーいと思ってしまう。笑 走るフォームはとてもきれいです。
小池栄子さん、余貴美子さん。お二方とも相変わらず素敵。出てくるだけで絵が締まる。安心感を与えてくれます。ラストのシーンはちょい無理がありますが、映画やからね。映画だからありです。笑
人間はどこかしら、なんかしら問題があって。
それが目に見えてたり、見えなかったり。
大きいか小さいか。重いのか軽いのか。
人それぞれですが、完璧な人なんていない。
だからこそ、不完全なもの同士で協力しながら
生きていく。
劇中の清野菜名さん演じるミツのセリフ。
「障害は私たちのためにある。
私たちが愛し合うために。
私たちが生まれ変わるために。
私たちが不可能を可能にするために。」
いいね〜。
美しいね〜。
納得しちゃうわぁー。
障がいのある人達の恋愛映画ですが、もうそんなん観てたら忘れます。いや、もはや、そんな事言ってる場合じゃなくなります。ただ、食い気味に見入ってしまった。
ただ、障がい者あるあるなのかもしれないけれど、悲しいシーンもたくさん。親族や、心ない言葉を発する酔っ払いとか、視聴率とりたくてたまらないテレビ製作側の人間とか。メインの二人の恋愛がピュアで美しすぎるのに対してこれらの人間が醜くみえる。。。
銀杏BOYSちゃんと聴いたことなかったけど、他の方のレビューみてると、BABY BABYって曲はこの曲が好きなリリーさんからのオファーだったみたいですね。とても素敵な曲。映画にバッチリはまってた〜。二人がめっちゃ楽しそうにダンス踊るシーンで流れます。
しかし良い映画でした。
ラストは賛否両論ですが。私は好きです。
二人の笑顔が見れたから、それで十分満足。
私にとっては驚きのラストだった
主演の二人の演技が素晴らしい。特に女優のほうが相原勇に似ていて好感が持てた。助演の小池栄子の演技もよかった。
ストーリーは二人の出会いと恋愛関係になるまでの経緯がやや唐突だったが、恋愛映画としてもよくできていたと思う。
それまでと雰囲気の違うエンディングは好き嫌いが分かれると思うが、個人的には嫌いじゃない。ホテルを出たあと一人ぼっちになったクマの姿をとらえるショットで終わっていたなら、ごく普通の無難な映画となって、何年か後には忘れてしまう映画になっていただろう。革命はまだ終わっていなかったんだ。また彼女は病院に戻されるかもしれないが、いずれ2人が一緒になれるだろうという希望に満ちたエンディングであった。ちょっとファンタジーショットっぽいが。なぜか「卒業」のラストシーンを思い出してしまった。
彼らの絶望
観客の大多数が今作に期待するのは、『障害者が恋愛をして私を感動させてくれること』だと思うので、ミツもクマもラストまでは観客の期待を裏切らなかったと思います。
その観客の期待に応えたかったのか、ラスト10分の余貴美子&小池栄子の行動、黒づくめ悪者風の行政の人間が、いくら何でもやりすぎでは?と思いました。『ロミオとジュリエット』仕立てにしたいのは分かりますよ。
ただ、ラストでクマとミツが死に向かって疾走したシーンが、私には分からない彼らの絶望の深さを表していて、色々と考えさせられました。ラストになってやっと社会に対する憤りを表せたのではないかと。彼らで感動したいのは私であって、彼らには感動させる義務はないのです。
リリーさん最高です!!
元々、別府という地域柄もあって障碍者の方との交流って、普通になんていうか生活の一部だったので、特に「何が?」って感じの部分もあるのはあるのですけど・・
僕自身がエンパス体質なのも、言ってみれば障害のようなものですからねぇ~
ただ・・個人的には「個性」と認めてもらう世界がいいなぁ~とは思います♪
この映画・・「障碍者」を撮ってる映画なんですよぉ~
まぁ、テーマとして扱ってるだけに、ちゃんと原作があるからこその丁寧に扱ってるのですけど・・
すいません・・
多分、目が肥えてるからでしょうか・・
少し、わざとらしく感じました。
僕は、「パーソナル障害」というか気分変調性障害の女の子と付き合ってた時期があるのでわかるのですけど・・
あ~もぉ、あんなもんじゃない!!感が満載で・・
毎月、「死ぬ!」「殺す」のバトルでしたし・・
手首切るシーンも・・かわいらしい。
でも、映画としては丁寧に撮影されてるので、監督のやさしさが溢れる映画だなぁ~とは思いました。
TV局の密着ドキュメンタリー撮影のスタッフのやり取りの時は、思わず・・「あ!感動ポルノのことだ!」と思いましたねぇ~
個人的には、これだけ強烈な題材なので
「園 子温 監督」が撮ってる「パーフェクトレボリューション」を観てみたいとか思いました。
あと・・同じようなテーマの映画だったら
「ジョゼと虎と魚たち」の方が好きかなぁ~
なので、犬童一心 監督の「パーフェクトレボリューション」も見てみたいなぁ~♪
そんな気持ちになりましたが。。
松本監督のこれからにも期待です!!
あと・・リリーフランキーさん!!すげぇ~!!
もぉね・・SCOOPの時も凄かったけど!!
ほんと、存在感が半端ねぇ~ですね!!
あと・・小池栄子さん!!もぉ、小池さんの演技がめちゃめちゃいい!!
ドラマで言うと・・「リーガルハイ」「世界一難しい恋」の時の小池さんが大好きでしたが。。
強烈に脳裏に焼き付いてる小池さんって
「パコと魔法の絵本」の小池さんなんですよぉ~
でも、ほんと・・年々小池さんの演技の凄さが増してるのが伝わってきました!!
いやぁ~
面白い映画でしたねぇ~♪♬
ほんと、悪くないんですけど・・
同じようなテーマで秀作が多くて、どうしてもついつい比べてしまうんですよぉ♪
「最強のふたり」とかもね♪
ここ最近、「デトロイト」と「スリービルボード」観たあとだからなのかなぁ~
素晴らしい作品なんですけど、「惜しい!!」って感じです♪
最後のエンディングも・・個人的には微妙っすw
欲求革命。
映画を観る前にTV番組でリリーと熊篠さんを見ていた自分は
冒頭でリリー演じるクマピーが力説をするその言葉を聞いて
あぁこれで十分に元はとれたと思った。おそらく健常者たち
が、勝手にイメージしてきた、勝手にレッテルを貼ってきた
障害者に対する偏見は、彼らの「欲」に鈍感で不健全だった。
愛欲も性欲も生きている人間に必ずある(全員ではなくとも)
ものをそれが障害者にあるまじき欲求と捉えるのはおかしい。
今作を観て危ないのはむしろ身体よりも人格に問題を抱えた
ミツの方で、溢れんばかりの愛をクマに捧げながら常に不安
な死生観と向き合っている女性だった。周囲の力を得ながら
順調に交際を続けていくミツが、突然不安から死に誘われる。
振り回されるクマがそれでもミツを追い、守ろうとする姿に
泣かされるが、映画はあくまでポップ路線で革命を描き切る。
クライマックスにがっかり。
1.なぜ、ラストでクマはミツを乗せたまま、車いすのまま降り階段に突っ込んで行ったのか?単純に考えれば、それは二人の死を意味する。
少なくともミツは、その直前まで、二人が別々になっても精一杯生きようとしていたのに、クマは自死に彼女を道連れにすることになる。
この場面は「奇跡を起こす」ということの比喩なのだろうか。エンドロールの後に二人で暮らす映像が流れることを期待したが、それはなく、何とも苦々しくやるせない気分で映画館を出た。
先のことは、観客の想像に任せるというのなら、もっと別なエンディングの仕方があったと思う。いずれにしても、無責任と呼ばざるを得ないだろう。
障害の有無にかかわらず自死を選ぶことを否定はしないが、この死は誰をも幸せにはしないだろう。直前にミツを逃がした晶子・恵理夫婦の行動は犯罪に過ぎず、彼らもまた報われないだろう。
このような残酷で、かつ深みの感じられない(かなり安易な発想)シーンをラストに持ってこざるを得なかった本作品には、「やはり障害者同士は愛しあえない」というメッセージを暗に見せられたようで、幻滅感すら覚える。
晶子・恵理夫婦の行動もまた安直でリアリティの欠片もない。彼らを動かした衝動がいかに生じたのか十分な説明がないまま、罪悪感すら感じられない。障害者自身の思いを支援するヒーロー気取りだ。エンターテイメントとしても成り立つとは思えない。
僕は、主人公二人が死んだ後、彼らが逮捕される場面すら想像した。
ミツが入院しその1年後の再会の場所も、不自然に感じられた。ホテルのロビーだろうか。通常であれば、病院内だろうと思う。医師または看護師、ソーシャルワーカー等医療関係者の立会いの下での再会が、通常であろう。
黒づくめのまるで秘密結社のガードマンのような男たちの立ち合い、これもナンセンスだ。通常であれば、行政職員が普段の仕事姿であろう。
2.クマのモデルが活動家・熊篠慶彦だったとしても、クマの講演の場面をあれほど表に出す必要があったのだろうか。彼の講演を聞きたいのではない、彼の生きざまが見たかったのだ。講演内容は、きわめて薄く、そこに感銘を受けることはなかった。障害者の生きざまや性を描くなら、講演という形で言葉で説明するのではなく、講演の準備や、投稿したとしたとされる動画の撮影シーンなどを盛り込んでほしかった。
物語の結末は、主人公クマの言動を否定することにも通じる。
場面の途中、車いすからクマが落ちる場面があったが、あのような障害状況であれば、通常、安全用のベルトを装着しているはずだ。
リリー・フランキーや清野菜名の名演を称賛するものの、ストリーの展開やディテールにリアリティ感がなく、後味の悪い映画だった。見なければよかったと思う。
音楽はあれでいいの?
「ここだ!」って場面で流れる音楽のセンスが「それでいいの?」と思ったんだけど、どうなんだろう。僕も音楽センスはないから強く言えないんだけど。
清野菜名は頑張ってた。演技うまくはないけど、下手でもないね。相変わらず走るフォームは美しいよ。
リリー・フランキー、小池栄子は嵌り役だったなあ。
障害者同士の恋愛ってことだけど、それ抜きにして、運命の人と出会ったのに乗り越える壁が高い二人の話として見てたよ。
色々ありながら進んで、「この終わりは綺麗だなあ」ってところから無茶な展開にもってくけど、あれはどうなんだろ。一旦、ラスト作ったところでどっかから物言いが入ったのかな。
マイノリティのガイドブック
相変わらず、リリーフランキーの器用さが今作品でも発揮している演出である。いわゆる『うさんくさい』役は勿論演技もさることながらビジュアルでのキャッチーさが突出して選択されるのではないだろうか。そういう意味では今の芸能界でこの人以外に当てはまる俳優は、もう下北辺りで舞台俳優を捜すしかないのではないかと思う。勿論、今作品の演技も、以前から知り合いだったという障碍者の人との普段の繋がりからの観察が生かされているということで、特徴を上手く掴みつつ、しかしオーバーにはデフォルメせずなんなら観客の『いたたまれなさ』を配慮して、マイルドに仕上げていて絶妙である。只、役年齢よりも高いリリーであり、少々老成感が否めないので、その年齢なりの感情の強弱が足りなかったのかなぁとは感じる。
本題だが、勿論、主役は小さい頃の脳性麻痺が原因での四肢障碍を煩う障碍者が、それでも持ち前の表現力の強さでパーソナルな部分を通じて自分の置かれている立場を世間に公表している最中、突拍子もなく、在る女性に好意を持たれるところからストーリーが動き始める。劇中音楽のチョイスが素晴らしく、特にオープニングの曲はこれからの期待を膨らませるに充分な曲調だ。
展開が進むにつれ、実は本当の主人公は、障碍の彼ではなく、好意を寄せた女の子であることが分かってくる。常に相手を驚かす言動を繰り返すこの女性は、パーソナリティ障碍を患っていて、その生い立ちのせいでかなり苦しんできたのだが、常に前向きで自分を変えたいと頑張る姿勢に、徐々に男は惹かれていくのだが、世間との軋轢や、身近な周りのサポートや家族への衝突等を繰り返していく内、その疾患は酷くなり、メンタリティは瓦解始め、最後は心中を企てるところ迄メンタルがやられてしまう。そんな中でこの二人の革命である『障碍者同士の家族』という革命は成就されるのかというクライマックスで、どんでん返しが待っているのだが、これがとても心地よい展開になっていて、所謂『素敵な』映画に仕上がっている。一寸した感動を得られる。
どうしてもこの手のテーマは重く突きつけられてしまいがちだが、実は今作品は決してそういうマイノリティの人達だけの話ではないのだろうかと感じる。例えば、国籍の問題等も当てはまる事が多いのではないだろうか?
とはいえ、きちんと障碍者の問題が随所に描かれており、常人では気付かないこと、いわゆる『あるある』ネタも差し込まれている。酔っぱらわないと本音を言えない奴や、頭に血が上ると何をしでかすかわからないヘルパーの旦那、等々、現代の闇も又ストーリーにうまく織込まれそれを綺麗にストーリーに昇華させているところも秀逸である。ヘルパーの女性の心の置き所が今イチ難読であったが、これはこれでそういう微妙な位置なのだろう。
作品名は仰々しいのだが、丁寧にこの問題を拡げながら決して暗い気分にさせない絶妙さに評価をしたいと思う。
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