リズと青い鳥のレビュー・感想・評価
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何度も繰り返し鑑賞したい作品。けれど、万人におすすめできる作品では...
何度も繰り返し鑑賞したい作品。けれど、万人におすすめできる作品ではない。
主人公と友人の感情のもつれを描写しているが、それによって事件が起きるわけではなく、決定的な対立があるわけでもない。主人公は一人で悩み、音楽を通じて答えを出し、友人との関係を修復する。それだけ。
ストーリーだけを追うと、かなり地味。主人公や友人の心の葛藤(およびその描写)に興味がない人には退屈だと思う。
この作品にカタルシスを求めるなら、終盤のオーボエ演奏とそれ以降の流れがそのタイミング。でも、そこに至るまでの積み重ねに共感できていなければ、感動するのは難しいだろう。
自分としては、映画館で見て、またすぐに映画館で鑑賞したいと思った。あれだけ繊細に描写を重ねているのだから、一度見ただけでは見逃してたものがいろいろとあるはずなので。それに、全体の構成を知った上で見直すと、新たな発見もあるに違いないし。
原作からの改変は残念。もちろん、この映画は完成された素晴らしい作品だと思うけれど、それはそれとして、原作に忠実な映像作品も見たかった。
どうでしょうー
好き
良いですよ、これは
響けユーフォニアムは未視聴。というかOPが始まるまでこれがユーフォニアム関連のお話だということも知らなかった。なので、人物相関はおろか登場人物の顔と名前さえわからない状態での視聴。
しかし、描写がとても丁寧。まずは言葉も交わさず表情も差し込まずに主要人物の関係性を描き、そのうえ心情描写のほとんどがちょっとした仕草で表されている。本編の間、ずっとそう。
表情はむしろ何かを隠しているサインとして使われ、ちょっとした仕草で何を想っているのかほんのり匂わせてくる。非常に文学的である傍ら、文章の表現を超えており、これが本当の「アニメーション」かといたく感心した。
……という分析はともかく、画はもちろん話も美しい。そして、ずっと表情に出さなかったがゆえに、気持ちを隠さなくなった瞬間からがより美しく輝いて見える。
どこに、なぜ、はよくわからなかったが、とにかく泣いてしまった。
ひどいwwwいい意味でwww
どちらかと言えば人を選ぶ作品
私は楽しめましたが高評価を鵜呑みにして興味本位で齧ってみるような作品ではないように思えます。
監督の過去作品であるたまごマーケットほどではありませんが分かりやすいエンタメではないです。
どなたかが声高にご高説をのたまっておりますがその人の言うとおり文学なのかもしれません。
テーマやネタ自体は少女漫画やコバルトとかにありそうなんですがね。
中途半端にアニメっぽいところもちらほら。
アニメにまったく興味ない人は別のやつ観たほうがはいいと思います。
あ、色彩は凄いですね。
でもそれが作品全体に生かされてると言えばそうでもない感じですが。
追記 リメンバーミーの方をおすすめします。リメンバーミーを見て楽しめた方はわざわざこれを観る必要はないでしょう。
本編未鑑賞者でも楽しめるユーフォすげー!!
響けユーフォニアムの作品だと知らずに見ましたが、いやー話題になるだけのことはありましたね!!!
「ユーフォの人間関係はリアルでどろどろしているらしいから、オタクにはつらいっすわ~w」とかこの映画を見るまでは敬遠していたのですが….......いやはや、すみません。
「あれ?何でのぞみが音大に行く話になると微妙な空気になるの?」とか最初はよくわかっていなかったのですが、のぞみとみぞれの親密だけど微妙な関係性が分かっていくうちに作品の面白さがすごい伝わってきました。
最初はリズがみぞれで、青い鳥がのぞみだと思っていましたが、作品に散りばめられた伏線から徐々にリズがのぞみで青い鳥がみぞれだと気づかせていくストーリー構成も素晴らしいですね。
作品のバックグラウンドがわからなくても楽しむことのできるユーフォ凄いです。
一期から見てきます。
合わない人にはとことん合わないだろうがいい作品
観に行くつもりはなかったのだが、ユーフォニアムは全話見てるし評判もいいので取り敢えず見に行った。そのくらいのモチベーションであったが、予想外にも好きな部類に入る作品だった。
人の心情や時の移ろい、何気ない仕草にそれらを感じ、アニメでこれをこなしているのは素晴らしいことだと思う。寧ろ、アニメだからこそできる演技なのかもしれないが。
そして画も凄い。京都アニメーションは作画はいいが毎回似たり寄ったりな絵作りなのだが、今作はかなり挑戦的な仕上がりになっていると感じた。同監督の聲の形にかなり近いが、独特な空気感を出している。絵本のパートなど、別のスタジオが作っているのではないかと思ったほど。京都アニメーションの進化を感じることも出来た。
静かな映画は人を選ぶ
理解できてない馬鹿が多すぎる
この映画の本質は原作者や監督等が述べる通り〈“好き”ということの齟齬〉と〈言葉で語られることだけが全てではない〉ということに尽きる
だからこの映画は、ユーフォで描かれたみぞれの葛藤の焼き増しや、ましてや百合や青春やら日常やら10代の心の動きやらそんな表面的なものではなく、ともすれば人間の根本的な営みを揺るがしてしまうかのような意識にさせられる、そんな作品なのである。
希美の“好き”とみぞれの“好き”の意味や性質や感情は全く違っていることは明白であり、あまつさえその言葉が本心に適っているのかも他者には決して知ることがない。そのとき、“好き”という言葉はエゴにも狂気にも、あるいはペテンにも誤魔化しにもなり得るのである。そういったジレンマは言葉があまりに弱く複雑で不完全であるからであるが、しかし人間はそれに頼らざるを得ないのである。しかし、言葉だけが全てではないだろう。非言語的表現、そして音楽。この映画ではそういったセリフのないシーンは極めて重要な意味合いを持ち、そして極めて雄弁に(そして残酷に)語るのである。
これはいささか拡大解釈的かもしれないが、この作品の根幹にある上記の命題を理解できない人間はおそらく文学を必要としないようなウラヤマシイ人間か、よっぽど鈍感な人間なのだろう。
頑張って最後まで鑑賞
何となく気になるな~程度の人は見ない方がいい。
自分は、聲の形の監督作品ということだけで鑑賞してしまった。
正直なところ、前半は退屈過ぎて、久々に途中退席を真剣に考えてしまった。
眠くなってきてあくびが大発生。
あくびをし過ぎて鼻水も出てきたので、映画館にハンカチやらティッシュは必須だと再確認。
結局、後半も面白いという訳ではない。
面白くなって来るのを待ってたら終わった、という印象。
全体的に淡々としてストーリーに大した起伏が無いし、静かなシーンが多いこともあり、ストーリー的にも音響的にも、引き込まれるというポイントが無かった。
娘と見たプリキュアスーパースターズの方がマシなレベル。
映画館でわざわざ公開する必要があるの?
とか、元々のアニメファンが観ても面白く感じるのか?といった疑問が生じた。
一部BGMは良いと感じた。
挑戦的でトンガっている90分
物凄い労力でもって
何とも言えないニュアンスの女子高生達を挑戦的に描いています。
当然万人向けではなく、
間違いなくユーフォニアシリーズを観ている人向けです。
ただ、本編の感動やその後の物語が気になっている方は
ハードルをあまり上げずに観に行った方がよいでしょう。
アニメの新しい可能性を感じました。
観る人を選ぶと思う
京アニの新しい境地を見た
幸せだと私は叫ぶ
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