ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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クールでキュート
OPから神がかった作品です。
息をつかせぬカーアクション、そしてそれが溢れるBGMと見事に同期しており、観客を一気に作品に引きずり込みます。
冒頭だけでジェットコースターを乗り終えたような満足感がありました。
そのとめどなく流れる音楽、ジャンルは多岐にわたるのですが選曲が実に良い。
オリジナルに留まらずカバーを積極的に取り入れてくるのも好印象で、観ている途中からサントラが気になってしょうがなくなりました。
随所にオマージュを感じる所があり、そうゆう視点でも楽しめると思います。特に日本人的には。
だからなのか少しコミック的な緩めの展開もあったりしますが、それさえも楽しく観れました。
あと個人的に、歴代のiPodが出てくるのも懐かしくて嬉しかったですね。
この映画、ジャンルでいうとクライムムービーなのでしょうけど、実はとてもキュートな作品となっています。
とにかく一度観てみてくださいすごいですから。本当に最高です。
呪いを解いてくれたのは
主人公に追いすがる悪役のあまりのダイハードぶりを見ているうちに、この映画は漫画(というかお伽話?)として楽しめばいいんだと気づいた。リアリティにこだわる必要などなく。
そう思って映画全体を振り返ってみると、呪いにかかって殻の中に閉じこめられていた王子様が愛の力で覚醒し、本来の姿を取り戻すまでを描いた童話のように思えてくる。
だから悪役はあくまで悪く、王子様は心優しく善良で、呪いを解いてくれるお姫様は奇跡を起こす力を持っていなければならない。そしてもちろん最後はハッピーエンドだ。「そして二人はいつまでも幸せに暮らしました」とならなければ。後味が最高に良いのも道理だ。
選曲や小物の使い方、人物造形などが微妙にノスタルジックなのも心地よい。映画館で是非どうぞ。
サイコーすぎる!
音楽のPVを観ているような映画
ゲッタウェイドライバー
センスがない
音、画、ストーリーすべてに引き込まれる
スクリーンから伝わる空気
That's my baby! どストレートなエドガー・ライト監督作品。
あれ?イギリス人のエドガー・ライト監督作品なのに舞台がアメリカ?っと思って検察してみたらイギリスだと渋滞やら撮影許可が下りないやらでアメリカで撮った模様。納得です。
やっぱエドガー・ライト監督といえば「ショーン・オブ・ザ・デッド」のイメージですが、最近は「アントマン」の監督降板したりと残念な感じでした。そこで一念発起したのか今作「ベイビー・ドライバー」はとても気合いが入ってます。何というか、超どストレート!
主人公のキャラクターからして音楽を聴き続けるちょっと社交性の低い若者凄腕ドライバーって所が作り込んでる感じしますね。iPodいっぱい持ってるとか、常にサングラスしているとか色々作り込んでます。これまでのエドガー作品では主役はダメな中年が多かったのですが、今回は珍しくできる子でした。何といっても音楽に合わせて踊ってる姿が微笑ましい(^^)
カー・クライム・アクション映画かと思うと意外にドライビング・テクニック披露してる場面が少ないように感じました。冒頭でインプレッサを飛ばしまくってるシーンが一番でしたね。でも「ワイルド・スピード」がスゴい所へ飛んでいってしまってるので、これぐらいの犯罪規模はちょうど良いように思えます。
最後は捕まって刑務所に入る所は、色々やらかしても何となく逃げてハッピーエンドになるアメリカ映画へのアンチテーゼみたいなもんですね。そこはイギリス人監督ひと味違って良かったです。映画界の監督の世代交代が進む中、エドガー・ライト監督には若手の旗手の1人として頑張ってほしい物です。
強盗、殺人、数分ごとに死体の山が築かれるこの映画、果たしてハッピー...
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