「新しいティストの逃し屋登場」ベイビー・ドライバー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
新しいティストの逃し屋登場
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カーチェイスが売りの映画や逃し屋の映画は多いが一見弱々しい若者が主人公というギャップが面白い。エドガー・ライト監督は定番のパブやお友達ものから離れても音楽好きは相変わらず、むしろパワーアップした。企画は20才の頃から温めていたようで車好きでもあるのだろう、いきなりスバルWRXが出てくるのにも驚いた。カーアクションはリュック・ベンソンも顔負けの迫力なのだがベイビー(アンセル・エルゴート)はジェイソン・ステイサムほどの精悍さはないので頭が混乱する。ベイビーは幼くして両親を同乗する車の事故で亡くしているのだから車嫌いになっても不思議ではないし耳の病なら平衡神経にも影響が出そう、ハンデがあるのに無類の運転上手、天才で済ませずに生い立ちは練って欲しかった。監督は純粋なアクションものと言うより音楽好きな二人の青春ラブストーリーに寄せたかったのだろう。
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