劇場公開日 2017年8月19日

「「ザ・ドライバー」へのオマージュ作?」ベイビー・ドライバー No-Bodyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ザ・ドライバー」へのオマージュ作?

2017年10月24日
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鑑賞方法:映画館

地元の劇場の“爆音映画祭”で鑑賞。
ある意味“音(音楽)”が肝の作品だったので環境としては申し分無しだった。
作品自体の流れもノリと疾走感で一気に観れたので良かったと思う。
何処と無く、以前鑑賞した「ザ・ドライバー」と雰囲気が似ている感じがしたが、「ザ・ドライバー」がフィルム・ノワール色が強かったのに対して、こちらは主人公が若い分青春恋愛的要素が強かった様にも思えた。あと、前作では殆ど感じなかった“人と人の繋がり”的要素も今作では感じた。
更に脇を固めるベテラン陣も見事だった。特に主人公ベイビーと最後まで絡むバティ役のジョン・ハムが「マッド・メン」とはまた違った雰囲気で熱く演じてたのがスゴかった。
一番強く「ザ・ドライバー」を強く意識した作品なのかなと感じたのはキャストに「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル監督が居た事、かな。
現在、この作品の最大の重要要素である音楽のサウンドトラック盤を購入して聞き込んでいる。改めて選曲したエドガー・ライト監督のセンスを感じた。
確かに色々とツッコミ所はあるが、派手目のアクションとノリで一気に観れる作品としては秀逸の部類に入ると思う。

No-Body