「ノーラン的な切ない時間旅行」隠された時間 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ノーラン的な切ない時間旅行
小学校6年生のスリンが誘拐犯を匿い逃がしてしまったとバッシングされ、世間の批判を全て受けながらも一人の男を助けようとする物語。孤独な少年ソンミンは矢沢永吉の「時間よ止まれ」を歌っていたに違いない・・・
時間を止めるプロットは大体がスケベなことを考えがちだけど、この韓国映画はせいぜいパンツを覗く程度で、切なさ虚しさを強調していた。まずは食糧、そして衣料品、薬が必要なのに、吸入器を欠かせないジェウクにも気を遣おうよ・・・と、まずは悲しい出来事から始まる。
良かったのはスリンとスンミンだけがわかる象形文字のような暗号を使っていたこと。これによってスリンも半信半疑ながらも一人だけ大人になったスンミンを理解する。そして、洞窟に彫られたスリンの彫像。後ろ姿だったのも伏線が効いている。
タイムマシンSFは、自分だけが子どものままで周りが全て大人になるプロットが多いと思うし、言ってみれば逆転の発想。大人が子どもの世界に飛び込むのがいかに難しいか、小児性愛者として捕まるのがオチなのだ。名探偵コナンがこの「時間を食べる妖怪」を使えば、平和になるのになぁ・・・
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