劇場公開日 2018年1月12日

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「今後の成長過程として」伊藤くん A to E ユーザーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今後の成長過程として

2018年1月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

ドラマを鑑賞していてあまりにも
内容が凄く軽いものに見えてしまったのですが
今回、劇場版で同じ内容でも
説得力という意味でも『伊藤君』が
今回はいくつもの壁を破ってくれたと思う。

岡田将生は本当に自分のカラーを
全く消せる稀有な役者だと再確認させられた。
最初はあまりにも滑稽な彼に笑いが止まらない
時もあったりしてそこも憎めない。

同じセリフでも、伊藤君に言われると
何故だろう胸が空く。
明日も歩かねばと思ってしまう。

岡田将生があの美貌で、世の女性の
彼氏にも兄にも、上司にも
反面教師にも成り代わり
ひととき通り過ぎてくれる事で
私たちは何かを得、成長出来るのだと思う。
その姿は狡いかもしれない
あざといかもしれない。
でもそれでも何か彼に教えて欲しい
語ってほしい、答えをくれる様な気がするのは
説得力と彼の中にある純粋さも相俟って
たまに手厳しい吐露を語るのも彼らしい。

『共感出来ないが伊藤が好きになって来た』と岡田君は話していて、いつでも全力で
恥をかいてでも役者として人間として
芸能界の荒波を潜り今も走り続けている。
その中で、掴みとったものは
『期待せず目立たず全力を尽くすこと』
正に、今回の映画は彼の為の
そして私達、女性を奮い立たせる意味で
とても良い映画だと感じました。

実希と聡子の友情、伊藤への叱咤激励は
一見の価値ありです。
バスタブ解禁での心の浄化も。

単なる惚れた腫れたの色眼鏡を通さずに
番宣からは想像出来ないぐらいの
東京の喧騒の中に澄んだ空気を感じられるので
ラストは是非劇場で堪能して頂きたいです。

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