「邦題の牽引力」女は二度決断する ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題の牽引力
実際のテロから着想を得た話ということで、重々しい内容でした。旦那と息子をテロで殺された母親の心情が、痛々しいほどに伝わってきます。
中盤の裁判所でのやりとりには、思わず「チョコレート・ドーナツ」を想起させられました。心象や情といったものが通用しない、物的証拠のみで判断する裁判というものが、いかに非情であるかを再認識させられました。正義とはいったいなんなのでしょう。
人間というものは、とかく恐ろしいものですね。
邦題が若干、やらかしている感じもしましたが、いいタイトルだと思います。みごとに、観てみたいな、と思わされましたから。
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