「我々が知ること。」BPM ビート・パー・ミニット ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
我々が知ること。
頭の中で整理がつかない、いろんな立場で考えることができた映画でした。
140分間、一度も飽きることなく、苦しいテーマを突きつけられ、考えさせられました。
評価が極端に二分するのも理解できます。
行動に移すといっても、あのやり方は…って私も思いますし。
全然オーバーに表現していないからこそ、賛否両論の意見を聞くことができる映画なのかなと思いました。
きっと製作者側も、この映画で万人からの大絶賛を得ようとは考えていないはず。
大切なことは知ること。
世の無関心に一石を投じる作品としては、物の見事だったと思います。
同じ列で鑑賞していた男性が、ひとり泣いていたんですよ。
驚きました。
そういうことが身の回りであったのかなって勝手に想像したら、これは決してどこか遠くにある話ではないって思いました。
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