家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のレビュー・感想・評価
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気楽に観られるけど深い
漫画を少し読んだことあり、キャストに惹かれて鑑賞。
安田さんさすがです。
大好きな俳優さんの1人なのでコミカルにも深刻にも表情豊かに魅せられました。
榮倉奈々さんも年々綺麗になり演技にも磨きかかってきていると思いました!
約束の3年目が近くなったある日
妻が死んだふりを始めた。その意味は…
月が綺麗ですね。優しい言葉は人を傷つける。
いってらっしゃいとおかえりなさいを言う人が一緒じゃないと困りますからね。
一言一句合ってないですが、言葉や行動をとても大切にしている妻だと思いました。
だからこそ3年目が近づいたある日から
毎晩死んで、生まれ変わっても
あなたと一緒にいたい。
そう捉えました。
それに夫はなかなか気付けず、前の離婚からマイナスへと変換してしまう。
最終的には理解し分かり合え4年目からも
共に歩んでいく意思を伝えあった。
対局の夫婦もいました。
愛してるけど、意思を伝えあったけど…
それでも乗り越えられなかった夫婦。
私は未婚ですが、夫婦とは色んな形があるなと思いました。また、加賀見夫婦のように思いやり大切に思えあえたらいいなとも感じました。
ホッコリする映画です。
現代に甦る文豪=現代的に甦る文豪
「3年も経って敬語かよ」のコメントが多いですねー
でもうちの母も、そして叔父の連れ合いも夫に対しては日常敬語を使うのでそこはまったく違和感なしです
「〇〇さんお早うございます、新聞お読みになられますか?」「〇〇さんお食事になさる?」
結婚60年。
彼女たち、よく本を読む二人でもあるし、たしなみの利いた美しい日本語が家庭の中で生きているのは、良いものです。
美しい言葉は穏やかな生き様につながり、佳き所作も当然端ばしに現れます。
映画の総評としては★★★半。
たまにはハズレ映画でも見るか・・と大枚250円を投じてレンタル。
予想は裏切られずに大したことない映画でした。
でもちょっと待てよ、
隠れテーマを生かしつつ ここまではっちゃけたシナリオにするなら、おじさん好みの榮倉奈々よりも( 観客層・年齢層をもっと下げるために )きゃりーぱみゅぱみゅ辺りを起用しても良かったのではないかな?
つまりは
僕の言いたいのは次のことです―
「月がきれいですね」夏目漱石
「しんでもいい」二葉亭四迷
この二人の文豪の名せりふを現代に甦らせ 語り継いでいく《 隠れテーマ》のためには、この奇妙な映画は“偉業”を成したと言うべき、と。
だからキャストはきゃりーぱみゅぱみゅでも西野カナでも良かったのです。
JK たちのおしゃべりの中に格言や万葉集や文豪の名文が、流行り言葉のように飛び交えばそれはそれでとっても良いことではないか。
夫婦が題材です
「でこぼこ道で丸くなる訳無い!」
このセリフにはやられました!
丸くなるのは何だろう…
でこぼこを数々経験して乗り越えた繋がりなのかな〜
最初からそんなものある訳無いし期待したって得られるものでも無いかな
理想は理想、マイナスがほとんどだもん
遠回りが一番の近道だと偉大なアスリートも言ってました。
ここから私個人の意見です
「幸せ」って空気のような目に見えないものですよね
一人一人まったく違うものだし他人からは分からないものだとも思うんですよ
数ある歌や小説や映画にたいして共感するしないもバラバラで当たり前なんじゃないかな
私はこの映画好きです!
いい映画だな〜〜って軽く思いました
「軽く」はソフトって意味ですよ
たぶん何年かたっても心に残る軽い作品の1つです。
よく分からなかったけど面白かった
バツイチの男(安田顕)と結婚し、静岡から東京に出てきた初婚の妻(榮倉奈々)は夫が帰ると死んだふりをし始める。
最初のうちは付き合っていた夫も次第に疲れを感じるようになる。
榮倉奈々のキャラに頼る二時間でした。
結婚学入門編
「月が綺麗ですね」が印象に残る映画でした。だけど、やっぱり“死んだふり”の答えは見つからない。途中、榮倉奈々の「探せば必ず見つかりますよ」という台詞があったのですが、要は探さなかったから見つからなかったのか・・・などと思ってしまった。さすがにネットで検索すれば、すぐに夏目漱石の名前が出てくる。
ストーリーは平坦なまま進み、冒頭にあった「結婚して3年経ったら、このまま続けるかどうか決めよう」がどう変化するのか、そればかりが気になっていたのに大して影響がなかったり、結局は愛を確かめ合う恥ずかしさってのが根底にあったのかな。
夫婦の死んだふりのシーンはそんなにショッキングなものではないのですが、クリーニング屋の横山のじいちゃん(品川徹)が四つん這いになってたシーンはビビった。年齢からしてもヤバいよ!
テレビドラマならそれ程悪くないが
想像
月が綺麗ですね
映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」
(李闘士男監督)から。
鑑賞後のメモを振り返ると、予想以上に多くのフレーズが
私の「気になる一言」として残された。
主人公の榮倉奈々さん扮する「加賀美ちえ」の実家が三島市。
「実家って近いんですか? 」「いや静岡だから近くも遠くも」
「微妙な距離っすよね」の表現が面白かった。
「静岡と東京で中距離恋愛だったんですよね」
「なんか中途半端な距離ですみません」という会話にも、
若かりし頃の自分が思い出されて、メモを増えた。
そんな中、やはり選んだのは、彼女が何度も口にした
やはり「月が綺麗ですね」という台詞。
きっと、何か意味があるんだろうな、とメモしておいたら、
その意味が明かされて嬉しくなった。
彼女の愛読書なのだろうか。書籍「日本文学便覧」(第一文学社刊)
そこには、多くの文豪が訳した外国語が記されている感じだった。
だから、彼女が何度も口にした「月が綺麗ですね」は、
文豪・夏目漱石が「I love you」を、日本語に訳したフレーズだった。
疲れて帰ってくる夫を元気づけようと、何度も死んだフリをした妻は、
いろいろな場面で「月が綺麗ですね」と言いながら
「私はあなたのことを愛しています」と想い続けた。
「I love you」は照れ臭くて言えなくても「月が綺麗ですね」は言える。
そんなことに気付かせてもらった作品である。
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