善惡の刃のレビュー・感想・評価
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【免罪。そしてそれを暴こうとした真実を求め紛争するそれまでダメダメだった弁護士の物語。】
■タクシー運転手殺害事件の犯人として逮捕され、10年の刑期を終えて出所したヒョヌ。
だが彼には被害者遺族への賠償金の支払いが残されていた。
一方、敗訴続きの弁護士・ジュニョン(チョン・ウ)は、話題性のあるヒョヌ(カン・ハヌル)の再審で起死回生を狙おうとする。
韓国で実際に起きた殺人事件をもとに制作されたサスペンス。
ストーリーが進むにつれて次第に明らかになるそれぞれの思惑に驚がく。法定での論争も骨太で見応えがある。
◆感想
・最初はダメダメだった、ジュニョンが金のためでなく、真実を求めようとする姿が印象的的な作品。
・ヒョヌが、警察により犯人にでっち上げられ、10年もの刑期を受ける姿が、哀しい。
<韓国だけではなく、日本でも冤罪の再審が続々と始まり、殆どが無罪になっている現在。
今作は、意義ある作品であると思います。>
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いつものように事前に情報を入れないで観たのですが…これ、実話を基に...
重いです
見応えはあるけどものすごくしんどい展開が続きます。
しかもこれが実話を基にした話とは。
警察も検察も弁護士も自分のことしか考えない連中ばかりです。
韓国映画でわりとよく見るパターンなので、実際もかなり腐敗した組織なのかな、と想像してしまいます。
この事件で逮捕された少年は再審で無罪判決を受け、現在は幸せになっているようなのでそこだけホッとしました。
他にも同じような冤罪で苦しんでいる人がいるのかな?いるのだろうな。
最後、弁護士がこの映画の締めに相応しいちょっとした演説をして希望の持てる終わり方をするのですが、ここに至るまでの展開が重苦しいため爽快感を感じられませんでした。
とはいえ、この苦味こそが韓国映画の醍醐味なのかもしれません。
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冤罪を覆すことの難しさ
腐敗
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