「好きだけど、少しもったいないな〜という印象。」となりの怪物くん pchouさんの映画レビュー(感想・評価)
好きだけど、少しもったいないな〜という印象。
試写会にて鑑賞しました。
漫画から大好きな作品を、兼ねてより大ファンの菅田将暉さんはじめ、好きな役者さんが多く演じられるということで、個人的に観るのが楽しみで仕方がなかった作品!
まず、人気漫画を実写化することのリスクを理解し、その上で原作をリスペクトして表現する役者の皆さんに感動しました。
特に菅田さんのハルの再現度、あのキャラクターをきちんとスクリーンの中に生きているものとして存在させる力は本当にすごい。あっぱれ!
しかし、原作ファンからすると映画のとなりの怪物くんには少々「もったいなさ」を感じる部分がありました。
漫画の中で描かれる、登場人物それぞれが抱えている過去やその経験からくる想い、そこから成長した彼らを表現しきれていないかなと…。
これは役者さんの問題でなく、全13巻もの漫画作品を1本の映画の中に表現する難しさなのかなと思います。
あとはすこし内容を詰め込み過ぎなのかな〜。
連ドラとかだったら良かったのかな?(笑)
せっかく登場人物の繊細な想いを表現できる役者さんを起用しているに、もったいないな、と。
ただ、この映画から「人と繋がることのあたたかさ」や「大切に思える人がいることの幸せ」という想いは非常に伝わってきました。
鑑賞後にあたたかく、優しい気持ちになれること間違いない作品だと思います、今の時季にぴったりです。
映画いいなと思った方にはぜひ、漫画の方も読んでいただきたいなぁ。
とりあえず前売り券あるのでもう一度観てきます。
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