「『3.11 こころの記録映画』」生きる街 湘南本多さんの映画レビュー(感想・評価)
『3.11 こころの記録映画』
7年目の3.11のその時間に、新宿武蔵野館で観ました。わたくしとってはお馴染みの街「鮎川」が舞台ですので、当初から決めていました。
おしかのれん街、上海楼の店内、泰平荘の大漁旗、最初の画面は御番所からの眺めでした。撮影は2016年の秋とか。改めて映像としての観ると思います。鮎川(旧牡鹿町)の復興が一番遅れていると!
榊英雄監督がロケ地として選んだ理由もその辺りにあったのではないでしょうか。仲村みゆき役の岡野真也さんのコメントには「休みの日に女川の街を散歩しました」とあります。逆はありえないと思います。鮎川のとなりの女川の復興は倍以上のスピードですすんでいます。
当時の画像・映像を一切出さずに作られたこの作品はまさに『こころの記録映画』だと思います。
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