「愛とは何か?を教えてくれる映画」RAW 少女のめざめ tさんの映画レビュー(感想・評価)
愛とは何か?を教えてくれる映画
この映画はね。愛とは何か?ということを教えてくれる。
なんて、行儀の良いことは言わねーよ!!!ばーか!!!
最高の衝撃作。
観たことのないものを観た。
殺し屋1を観てグロ耐性には自信があったけど、この映画はちゃうわ。次元が違う。タイトル通り生のグロさ。
観てる間血の味がした。
完全に打ちのめされましたwww
怖かった
でもね。こんな勉強になる映画は他にないぜ?
愛が何なのか?この映画を観れば凄く良く分かる。
傷つけ合いつつも相手を思いやるってのが愛なんだよ!
最後の最後で教えられる。
もう何なの。出来過ぎだよ。すげーよ。
<追記>
今日、映画とは関係のない文脈で「愛」についての話を聞いていた。そのとき、この映画を思い出した。
話の主題は、「愛」と「愛ゆえの暴力」について。
相手を好きだ、とか、相手のためを思って、という感情や行為は、場合によっては、暴力になりうる。「好きだ!目に入れても痛くないほど好きだ!全てを捧げても良い!好きだ!好きだ!好きだ!君のために何でもする!君のためなら死んでも良い!・・・」
まるで中二の初恋みたいな感じwww。相手の立場に立つことのできない人間が犯す過ちだ。彼(or彼女)自身、好きで好きでたまらないという感情を抑えきれない。であるが故に相手を傷つけてしまう。
しかしながら、現代人の多くが、気づかぬうちにこの暴力を奮っている。親が子供に、彼氏が彼女に、彼女が彼氏に、先生が生徒に、上司が部下に、、、。
「愛ゆえの暴力」とはこのことだ。愛とは、無自覚のうちに相手を食い殺してしまうほどのパワーを持った、恐ろしい暴力なのだ!
しかし、この暴力を否定してはいけない。「愛ゆえの暴力」がなくなったら、誰も誰かを好きにならなくなってしまう。誰かがこの暴力を受け入れなければならない。この「受け入れる」という行為もまた「愛」なのだ。Rawという映画では、これを言いたかったんじゃないだろうか(反論は色々あるかも)。
映画の話からは逸れますが、問題は相手の受容レベルを超えた暴力を奮うことだと思う。特に、親の子供に対する「愛」には注意しなければならない。子供はその暴力を受け入れきれないし、今の日本のような、閉塞的な核家族ばかりの社会においては、子供は母親と父親から逃げることができない。中々深い話でした。